2009/08/29(土)選挙へ行こう

2009/08/29 20:13

明日は衆議院議員選挙の投票日です。

このブログをご覧の方は私と同年代、あるいはもっと若い方が多いと思うのですが、選挙権をお持ちの方は忘れずに投票しましょう。

ところで、マスコミが煽りすぎの感はあるにしろ、それでも今回の選挙ははいつになく盛り上がっていますが、各党のマニフェストを見て違和感を覚えた若い人は多いと思います。書いてある日本語の意味は分かるのに、書いてあることがピンと来ないんです。だって自分に関係ないことばかり書いてあるんですから。

当たり前の話です。候補者は票が欲しいんですから。人的リソース、金銭的リソースが限られている以上、限られているリソースは最大限有効に使わなければいけない。そうなれば当然、投票率の低い世代、つまり若い世代の扱いは低くならざるを得ないでしょう。

民主主義は別に万人に平等な制度ではなく、一番数の大きい勢力が勝つという制度なんです。そこを勘違いしてはいけません。そして、政治家はそのことを正しく理解しています。

そうなると、当然マニフェストは年配の方、あるいは近い将来に不安を持っている方向けになってきます。「10年後、20年後のために痛みを分かち合いましょう」とか「10年後、20年後のために今リタイヤしている世代は犠牲になってください」という主旨のマニフェストはほとんどありません。さすがに後者の言い草はあまりにも酷いとは思いますが、でも現実に「今のために10年後、20年後も働く人は犠牲になってください」と言っているんですよ。同じじゃないですか。もちろん、今まで日本を支えてくれた年配の方々への敬意は忘れてはいけません。しかし、人口比率以上に重要視するのもまた間違っています。

極端な話、今回の選挙であなたが一票を入れなかったところで選挙の結果は変わらないでしょう。しかし、若い世代の投票率を上げることは無意味ではない。この世代に目を向けさせるためにも、「投票という行為」自体が必要なんです。

「ふさわしいと思う候補者、政党がないから投票に行かない」という方もいらっしゃると思いますが、そういう方もぜひ白票を投じに投票所へ行って欲しいと思います。白票という行為自体、その選挙に対しては全く意味のない行為ではありますが、次の選挙に繋がってきます。候補者たちは、棄権者については相変わらず軽く扱うでしょうが、白票は奪いにくるはずです。敵対政党の票を奪うより、白票を自分の票にするほうがはるかに簡単なんですから。

まずは「若い世代に目を向けると票が集まる」ということを認識させなければいけません。そのためには、2ちゃんねるやブログでグダグダ言っているだけではなく、投票所へ足を運びましょう。