2013/01/25(金)『パーフェクトPHP』感想

2013/01/25 22:48
朝から熱を出して寝込んでいました。膝痛とか精神的なものから来る胃痛で休むことは多かったですが、普通の(?)体調不良で休むのは久しぶりかもしれません。検査の結果はインフルエンザではないようですが、週末は家でおとなしくしていたいと思います。 夕方には熱が38度台まで下がってきたので(人によってはこれでも動けないと思いますが、幸か不幸か私はわりと活動できてしまうんですよね)、パーフェクトPHPを写経しつつ読み進めていました。
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まだ最後まで読んだわけではありませんが、他のオブジェクト指向言語を知っている人には最適な一冊なんじゃないかと思います。他の言語を使いこなしている人からすれば、今さら「変数とは箱のようなもの」「猫クラスは動物クラスのサブクラス」みたいな抽象的な説明を聞きたくはないと思いますので、淡々と説明されている本書のような本のほうが頭に入ってきやすいでしょう。淡々としているだけに、入門書が一冊かけて説明することを序盤の3分の1で終わりにしてしまっています。 また、セキュリティについて80ページ以上裂いて、PHPによる具体的な対策方法が説明されているのも嬉しいポイントです。私のように経験もないのにいきなり現場に放り込まれた人間からすれば、「PHPでどうやるのか」というのが具体的に分かるのはとても助かります。 同シリーズのパーフェクトJavaがわりと入門書レベルに近かったので(入門書としてはとてもいい本だと思いますが)、ネットで本書の評価が高かったのを見て首を捻っていましたが、なるほど確かにいい本です。「はじめに」にあるように、PHPが初めての言語という人の入門書としては向いていませんが、PHPの経験があってステップアップしたい人、効率よくPHPを学びたい他言語の経験者には強い味方になってくれるでしょう。