2015/05/17(日)好投の郭を見殺しで首位陥落

2015/05/17 21:28
福岡ソフトバンク vs 埼玉西武 第9回戦】
(2015年5月17日:福岡 ヤフオク!ドーム埼玉西武      0 0 0  0 0 0  0 0 1  1
福岡ソフトバンク  0 0 0  0 1 0  0 3 x  4

[勝] スタンリッジ 5勝2敗0S
[敗] 郭      2勝4敗0S

[本塁打]
  5回裏 川島  1号 ソロ (郭)
  9回表 中村  9号 ソロ (サファテ)

ライオンズ先発の郭は7回1失点と好投しましたが、打線がスタンリッジに封じ込められ、8回には増田が致命的な3点を失って勝負あり。このカードを2敗1分けで終えることになりました。前回対戦の2勝1分けの仕返しをされた格好です。

郭はよく投げてくれたと思います。二軍落ち前、そして前回登板も序盤で炎上していましたが、今回はうまくゲッツーが取れたこともあって静かに立ち上がることができました。何かをつかんでくれたかもしれませんね。

一方、2番手の増田はちょっと心配です。今回は敬遠策が裏目に出たりしたので滅多打ちという感じではありませんでしたが、4月3日のゲームでも8回に3失点していますし、ホークスに変な苦手意識を持たなければいいんですけど。

打線のほうは序盤でチャンスを潰しまくったのが全てでしょう。序盤で2、3点は取っていてもおかしくないゲームでした。

さて、これでライオンズは2位転落。今日はファイターズも勝っているので、1位から3位までが貯金6でゲーム差なしの勝率差となりました。とはいえ、7カード中6カードがビジターという長期ロードを貯金を作って終えられたので、トータルで見れば悪くない成績でしょう。来週はホームに戻って6連戦。交流戦に向けて弾みがつくような戦いをしてほしいです。

2015/05/16(土)伝統芸

2015/05/16 21:34
福岡ソフトバンク vs 埼玉西武 第8回戦】
(2015年5月16日:福岡 ヤフオク!ドーム埼玉西武      0 0 0  2 0 0  2 0 0   4
福岡ソフトバンク  3 0 0  0 0 8  0 1 x  12

[勝] 摂津 3勝4敗0S
[敗] 菊池 0勝2敗0S

[本塁打]
  4回表 秋山   3号 ソロ (摂津)
  6回裏 柳田   6号 満塁 (岡本洋)
  7回表 森    8号 ソロ (摂津)
  7回表 金子侑  1号 ソロ (摂津)

4回に2点を返した時点ではまだまだ分からないという感じでしたが、終わってみれば大敗。菊池は初回以降は立ち直ったものの、6回に力尽きました。

2番手の岡本篤はワンポイントで江川を抑えたものの、3番手の宮田は1球もストライクが入らずに押し出しフォアボール。4番手の岡本洋はタイムリーを2本打たれた後にグランドスラムを浴びました。去年までよく見た光景です。

牧田で引き分け、菊池で負けたあとの第3戦の予告先発は郭。もうちょっと楽な展開で先発を回してあげたかったところですが、1敗1分けのあとというキツい登板になってしまいました。前回登板も、登録抹消前も、エンジンがかかる前にピンチを迎えて甘いところに投げてつるべ打ちという感じだったので、立ち上がりを全力で行ってほしいと思います。幸いなことに、今日は大敗だったこともあってバスケス、武隈、増田、高橋朋は休めていますし。

2015/05/15(金)初戦は引き分け

2015/05/15 22:22
福岡ソフトバンク vs 埼玉西武 第7回戦】
(2015年5月15日:福岡 ヤフオク!ドーム埼玉西武      0 2 1  0 0 0  0 0 0  0 0 0  3
福岡ソフトバンク  0 2 0  0 0 0  1 0 0  0 0 0  3

[本塁打]
  2回表 メヒア  7号 2ラン (武田)

なんとか引き分けました。

牧田はトータルで見れば悪くはなかったと思いますが、先制点の直後の2回、抑えれば増田につなげる7回に失点したのがいただけませんでした。7回は打球を追う秋山が転んでしまうという不運なツーベースもあったので同情できる面もありますが、2回裏はきっちり抑えてほしかった。

痛かったのは8回表の金子侑の走塁でしょうか。1アウト一二塁から、浅村のセンター前ヒットで二塁ランナーの金子侑がいったん二塁に戻りかけ、結局三塁でストップ。低い当たりで難しい打球判断ではありましたし、次のバッターが中村ということを考えれば慎重に行くのも当然と言えば当然ですが、結果論で言えばここが勝負のポイントになってしまいました。

ライオンズは牧田のあと、武隈→バスケス→高橋朋→増田→岡本篤→岡本洋→宮田と、この前先発したばかりの佐野以外のピッチャーをすべてつぎ込んでゼロを積み重ねました。去年だったら11回あたりで力尽きてそうな試合でしたが、よく凌ぎきったと思います。

さて、明日の予告先発はライオンズが菊池、ホークスが摂津と発表されています。菊池はここまでの2試合はボール自体はいい球が行っていると思うので、あとはスタミナを切らさないようなピッチングができるかどうかですね。

2015/05/14(木)終盤の粘りもあと一歩及ばず

2015/05/14 22:04
北海道日本ハム vs 埼玉西武 第7回戦】
(2015年5月14日:札幌ドーム)

埼玉西武     0 0 0  0 0 0  0 0 1  1
北海道日本ハム  0 0 0  0 0 0  0 2 x  2

[勝] 大谷   6勝0敗0S
[S] 増井   0勝0敗8S
[敗] ルブラン 2勝4敗0S

ライオンズ先発のルブラン、ファイターズ先発の息詰まる投手戦が繰り広げられました。これぞ首位攻防戦という緊迫感のあるゲームです。予告先発を見た時点で半分諦めていたのですが、ここまでいいゲームになるとはw

ルブランはフォアボール絡みで何度かピンチがあったものの、粘り強く投げてゼロを並べます。対する大谷はちょっと打てないなという感じで、2度あった得点圏のチャンスも下位打線に回ってきてものにすることはできません。

先に点を失ったのはルブランでした。8回裏、2アウト一二塁からハーミッダのタイムリースリーベースで2点を先制されます。2アウト二塁から中田を敬遠し、ハーミッダと勝負したのが結果的には裏目に出ましたが、あの場面で中田よりハーミッダ勝負を選択した判断はそれほどおかしなものではありませんし、また、あそこまで頑張ってきたルブランを責める気にもなりません。

終盤に先制を許したライオンズですが、9回に粘りを見せました。先頭の秋山が粘って粘ってフォアボール。続く栗山が三振に倒れたあと、浅村のタイムリースリーベースで1点差と詰め寄ります。浅村のスリーベースは2点差の9回表1アウトという、突っ込むべきではない場面でダイビングを試みたライト浅間のボーンヘッドのおかげということもありましたが、それでも大谷をマウンドから引きずり下ろしました。

ファイターズの2番手は守護神の増井。もちろんやっかいな相手なのですが、今日の大谷と比べてしまうと与しやすいと感じてしまうところがありました。クリーンアップもその増井の球をきっちりとらえます。しかし、中村の打球は痛烈な当たりだったのもの前進守備のショート正面のライナー。メヒアの打球もいい当たりでしたがライトの浅間のダイビングキャッチに阻まれゲームセット。あと一歩及びませんでした。

破れはしましたが、首位攻防3連戦を2勝1敗と勝ち越して終えることができました。「2戦目は佐野、3戦目は相手が大谷だから、1戦目の十亀くじが外れなら3タテを食らうかもなぁ」と思っていた戦前の見込みを考えれば上出来と言えるでしょう。明日からは福岡に移ってホークスとの3連戦。大事な試合が続きますが、明日の牧田には頑張っていただきたいところです。

2015/05/13(水)苦しみながらも2連勝

2015/05/13 23:48
北海道日本ハム vs 埼玉西武 第6回戦】
(2015年5月13日:札幌ドーム)

埼玉西武     0 0 1  0 4 0  3 0 0  8
北海道日本ハム  0 2 1  0 1 0  2 1 0  7

[勝] 武隈    2勝0敗0S
[S] 高橋朋   0勝0敗12S
[敗] メンドーサ 2勝4敗0S

[本塁打]
  3回裏 中田 12号 ソロ (佐野)

首位攻防第2ラウンドは、昨日に続いての先発全員安打でライオンズが勝ちました。

ライオンズ先発はルーキーの佐野。初回は三者凡退で立ち上がったものの、2回にヒットと2つのフォアボールで満塁のピンチを招き、セカンド浅村のエラーと中島への押し出しフォアボールで2点を先制されます。3回には中田に一発を浴びてもう1点。結局、4回を投げて3失点(自責点2)という内容に終わりました。抑えたときの球はいいボールが行っていましたが、ちょっとフォアボールが多すぎました。とはいえ、光るものは見せてくれたと思います。今後が楽しみなピッチャーです。

さて、ライオンズは5回に中村の2点タイムリーツーベース、メヒアのタイムリーツーベース、炭谷のタイムリーで逆転。7回には1アウトからの送りバントが奏功して金子侑、秋山、栗山の3連続タイムリーが生まれ、これで勝負あったかと思いましたが、ライオンズが誇るリリーフ陣は最後までお客さんを退屈させません。

7回に4番手バスケスが満塁のピンチを招き、西川に押し出しのデッドボールを与えると、(ピッチャーは増田に代わりましたが)炭谷のパスボールで2点差に詰め寄られます。さらに8回、1アウト二三塁からハーミッダのタイムリーで1点差。ただ、このときに二塁ランナー岡のスタートが遅れて1点しか入らなかったのがライオンズからしてみればラッキーでした。結局、最後は高橋朋が先頭バッターを出塁させながらも抑えて逃げ切り。首位攻防戦2連勝です。