ねことくまとへび

本日付けで2010年から5年間お世話になった会社を退職いたしました。幸いにして次の職は決まっているので、今日は一人で飲みながら自分で自分の転職祝いをしています。けっしてライオンズが10連敗で4位に転落したことを忘れるためのやけ酒ではありません。

私は大学を卒業してから5年間は主に請負の仕事に携わり、その後の10年間はいわゆる人出し系のSIerに務めていました。現職の最後の1年くらいは自社プロダクトの開発に従事していましたが、そのプロジェクトが頓挫し、再びどこかに派遣されるという方針が決まった時点で転職を決意しました。もう人出し系のSIの仕事はうんざりだったからです。

世間のSIer批判では「人月というエンジニアの能力を正当に評価することの難しい働き方が横行している」「枯れたを通り越して朽ちかけている技術にしがみついている」「プログラムの知識に乏しい人間が設計をするために実装時に破綻することが多い」「激務になりがち」といったあたりが定番の意見になります。もちろん私もそのあたりに不満がないわけではありませんが、そのいずれも最大の理由ではありません。

私にとっては「事前面接、多重派遣、偽装請負などの違法行為に関わらなければいけない、見て見ぬ振りをしなければいけない」ということが非常に大きなストレスでした。多重派遣というと、下請けで働いている人に入るお金が少なくなるとか、ピンハネだけする業者が横行するとか、そういったことが問題視されます。しかし、私はそんなことよりも、法に触れることが当たり前に行われていること自体が嫌だったのです。

両親はあまりうるさいことを言わない人たちでしたが、就職に際しては「どんな職業でも構わないが、ルールを守って、お天道様に恥ずかしくない仕事をしなさい」と言われました。その影響もあるのだと思います。

では、そこまで思っているのに、なぜ最初の転職で人出し系のSIerに転職したかというと、最初の職は請負だったものの、自社の社員のみによる開発が行われており、そういった違法行為とは無縁だったので、世の中でそんな酷い行為が行われているとは夢にも思わなかったのです。要するに、単なる世間知らずだったわけですねｗ

8月からは、自社プロダクトを開発する会社さんに転職します。技術的にはハイレベルなことに取り組んでいて、追いつくためにはかなり努力しなければいけないと思いますが、私を評価していただいた方々の期待に応えられるよう、全力を尽くします。

職場が変わったとはいえ、ITに関わることに変わりがありませんし、皆さんとお会いする機会もたくさんあると思います。今度ともどうぞよろしくお願いいたします。

QVCマリンフィールドに観戦に行ってきました。10年ぶりのマリンです。チケットを譲ってくださったPCIさん、同行のえるごさん、ありがとうございました。

試合のほうは悔しいというより腹立たしい内容で、もうちょっと頭を使って野球をやっていただきたいという怒りに震えるようなゲームでした。特に、初回の1アウト三塁の3-0から150キロオーバーの球に手を出してショートゴロに倒れたキャプテンには猛省を促したいところです。

これでライオンズは9連敗、しかも明日からはホークス戦です。早く連敗を止めたいところですが……。

【千葉ロッテ vs 埼玉西武 第16回戦】
（2015年7月29日：QVCマリンフィールド）

埼玉西武　  0 0 0  0 0 1  0 0 0  1
千葉ロッテ  0 0 0  1 1 0  0 6 x  8

[勝] 古谷 2勝0敗0Ｓ
[敗] 菊池 5勝6敗0Ｓ

[本塁打]
  4回裏 デスパイネ 12号 ソロ （菊池）
  6回表 メヒア　　 17号 ソロ （古谷）
  8回裏 田村　　　  2号 満塁 （増田）

いちいち振り返りたくないようなゲームで今日も敗れ、8連敗でついに貯金を使い果たしました。というか、交流戦でパ・リーグが大きく勝ち越したことを考えれば、実質借金生活みたいなものです。春先は開幕5連勝したはずなのになぁ。

順位表を見てみると、首位ホークスとの差はとっくに圏外なので置いておくとしても、2位ファイターズと7.5ゲーム差、6位バファローズと7ゲーム差ということで、上よりも最下位のほうが近いという状況になってしまっています。5位イーグルスとも4.5ゲーム差。ここ最近のライオンズの急ブレーキで、クライマックスシリーズ争いが一気に面白くなってきました。ライオンズファンとしては面白くしなくてもいいので、がっちりAクラスを守ってほしかったのですが……。

さて、明日はQVCに観戦に行きます。敗れても辛うじてマリーンズを勝率で上回りますが、ともに借金1でゲーム差はなくなりますから、なんとしても踏ん張ってもらいたいところです。チケットをいただいた時点では、まさかこんなに大事な試合になるとは思っていませんでしたが、楽しんできたいと思います。

【千葉ロッテ vs 埼玉西武 第15回戦】
（2015年7月28日：QVCマリンフィールド）

埼玉西武　  1 0 0  0 0 0  0 0 0  1
千葉ロッテ  1 0 0  0 0 0  1 0 x  2

[勝] 石川 8勝7敗0Ｓ
[Ｓ] 西野 0勝2敗20Ｓ
[敗] 岸　 1勝4敗0Ｓ

初回にライオンズが森のタイムリーで先制すると、その裏マリーンズがすぐさま清田のタイムリーツーベースで同点に追いつきます。2回以降は岸、石川とも立ち直りましたが、7回の攻防が明暗を分けてしまいました。

7回表、先頭の外崎がセンター前ヒットで出塁し、炭谷が送ったあと、斉藤のヒットと秋山のフォアボールで1アウト満塁の大チャンス。ところが栗山が空振りの三振、浅村がライトフライで勝ち越しはなりませんでした。

その裏、マリーンズは大松のポテンヒットを足がかりに1アウト二三塁のチャンスを作ると、福浦のファーストゴロをバックホームした脇谷の送球が高くなってしまい、代走の岡田が生還（記録はフィルダースチョイス）。これが決勝点になりました。

これで岸は3試合連続の完投負け。前回も同じようなことを書きましたが、エースとしては物足りないながらも調子自体は悪くないと思います。ただ、ローテーションの関係上、しばらくはエース級との対戦が続くんですよね……。

さて、これでライオンズは7連敗。マリーンズは4連勝。両チームのゲーム差は2まで縮まりました。

【埼玉西武 vs 北海道日本ハム 第16回戦】
（2015年7月26日：西武プリンスドーム）

北海道日本ハム  0 0 0  2 3 2  0 0 1  8
埼玉西武　　　  0 1 1  1 0 0  0 0 0  3

[勝] 谷元 3勝0敗0Ｓ
[敗] 牧田 5勝7敗0Ｓ

[本塁打]
  4回表 レアード 18号 ２ラン （牧田）
  5回表 陽　　　  2号 ３ラン （牧田）

昨日の試合です。

ライオンズは2回に岡田のタイムリー、3回に森のタイムリーで2点をリードします。4回にレアードのホームランで追いつかれますが、その裏に栗山のタイムリーですぐさま勝ち越しました。しかし5回表、1アウト一塁から、田中のセカンドゴロを浅村が二塁に悪送球してピンチを広げると、続く陽に一発を浴びて逆転を許してしまいます。6回にも中村のエラーをきっかけに2点を失い、この時点でほぼ勝負は決してしまいました。

9回裏には増井を攻めてノーアウト満塁としましたが、中村、森、渡辺が打ち取られて反撃ならず。ファイターズ3連戦は3連敗という結果に終わりました。これでオールスター前からの連敗は6まで伸びてしまいました。

3-7の4点ビハインドという楽な場面で登板した高橋朋でしたが、今回も1失点。ちょっと重症かもしれません。配置転換を考えたほうがいいかもしれませんね。もっとも、抑えをできそうな選手がいるわけではないのですが……。