ねことくまとへび

【東京ヤクルト vs オリックス 日本シリーズ第5戦】
（2021年11月25日／東京ドーム）

オリックス　  0 0 0  1 0 1  2 1 1  6
東京ヤクルト  0 1 0  1 0 0  0 3 0  5

[勝] 山岡　　 1勝0敗0Ｓ
[Ｓ] 平野佳　 0勝0敗1Ｓ
[敗] マクガフ 0勝2敗2Ｓ

[本塁打]
  4回裏 村上　　　  2号 ソロ　 （山崎福）
  8回裏 山田　　　  1号 ３ラン （ヒギンス）
  9回表 ジョーンズ  1号 ソロ　 （マクガフ）

3敗と追い込まれたバファローズが苦しい試合をものにして2勝目を挙げ、神戸に帰る切符を手に入れました。

1点を追う6回にT-岡田のタイムリーで同点に追いつき、7回には太田と代打モヤの連続タイムリーで2点を勝ち越し。8回には伏見のタイムリーツーベースで駄目を押したかと思いましたが、その裏に山田の3ランで試合は振り出しに戻りました。眠っていた山田を起こしてしまったのは痛いですし、打たれたヒギンスを今後使いづらいという意味でも痛い一発でした。

ただ、ヒギンスが打たれたあとを山岡がしっかり抑えて同点にとどめたのが大きかった。9回表、先頭の代打ジョーンズが2-0からの3球目を一球で仕留めてレフトスタンドにたたきむ決勝ホームラン。打った瞬間のものすごい当たりでした。これで対戦成績はバファローズの2勝3敗となりました。

シーズン中ほどのリリーフ陣の出来ではないバファローズにとって、山岡の復帰により、第6戦以降の継投の幅が広がりそうです。第6戦を山本で取れれば、第7戦は宮城にエンジン全開で行かせて早めに山岡にスイッチという作戦も取れます。また、1イニング全力でいけばそうそう打てるピッチャーではないですから、ヒギンスのかわりに8回を任せるというのもあるかもしれません。いずれにせよ、この山岡の復帰は大きいと思います。

【東京ヤクルト vs オリックス 日本シリーズ第4戦】
（2021年11月24日／東京ドーム）

オリックス　  0 0 0  0 0 1  0 0 0  1
東京ヤクルト  0 1 0  0 0 1  0 0 X  2

[勝] 石川　　 1勝0敗0Ｓ
[Ｓ] マクガフ 0勝1敗2Ｓ
[敗] 増井　　 0勝1敗0Ｓ

[本塁打]
  2回裏 サンタナ  2号 ソロ （山崎颯）

6回表に相手守備の乱れに乗じて同点に追いついたバファローズですが、その裏にオスナのタイムリーで再びリードを許し、そのまま押し切られました。第1戦サヨナラ勝ちのあとの3連敗であとがなくなりました。

報道では明日の先発は「ヤマ」とだけ言ったとのことで、山本もあるのではないかという説もありますが、3連勝しなければいけない以上、第5戦にすべてを賭けても仕方がないわけで、ローテを守って山崎福也を投げさせるんじゃないですかね。その上で勝てばDHのある神戸で万全の山本、宮城が使えるわけですし。

この4試合、どれも見応えのある試合で楽しませてもらっているのですが、20世紀に虐げられてきてセ・リーグに対して複雑な感情のあるパ・リーグのファンとしては、やはりバファローズに勝ってほしいと思うのです。あと3試合、頑張ってください。すべてをつかむために。

【東京ヤクルト vs オリックス 日本シリーズ第3戦】
（2021年11月23日／東京ドーム）

オリックス　  0 0 1  0 0 2  1 0 0  4
東京ヤクルト  0 0 0  0 3 0  2 0 X  5

[勝] 石山　　 1勝0敗0Ｓ
[Ｓ] マクガフ 0勝1敗1Ｓ
[敗] 吉田凌　 0勝1敗0Ｓ

[本塁打]
  6回表 杉本　　  1号 ２ラン （小川）
  7回裏 サンタナ  1号 ２ラン （吉田凌）

3回表、1アウト満塁から宗のタイムリーでバファローズが1点を先制。しかし、続く吉田正が三振、杉本がファーストファウルフライに倒れて追加点はなりませんでした。犠牲フライでもいい場面で三振する吉田なんて初めて見たかもしれん……。

バファローズとしてはバルガスが誤算だったでしょう。先発の田嶋が5回1アウト一塁で降板し、2番手比嘉は山田を打ち取って2アウト二塁となったところでバルガスを投入。しかし、フォアボール二つで満塁としたあと、中村のタイムリーに守備の乱れも絡んで一気に3点を失いゲームをひっくり返されました。宗はこのシリーズいいバッティングをしていますが、守備走塁でちょっとミスがめだってしまっています。

バファローズは6回に杉本のホームランで同点に追いつくと、7回には吉田正のタイムリーツーベースで勝ち越しに成功しますが、その裏、三棚のホームランでスワローズが逆転。これが決勝点となりました。バファローズは9回にヒットと送りバントで1アウト二塁のチャンスを作りましたが、宗ファーストゴロ、吉田正敬遠、杉本ファーストゴロであと一本が出ませんでした。

オフシーズンなのに明るいニュースばかりなのですが、どこかで揺り戻しが来そうで怖いです。

西武、最速156キロ左腕のディートリック・エンス獲得を発表　背番号75 - プロ野球 : 日刊スポーツ

事前の情報では先発も中継ぎもOKのような書かれ方をされていて、ダーモディのような中途半端な起用をされることを危惧していたのですが、どうやらこの感じだと先発一本で行きそうですね。

外国人選手に関しては実際に開幕するまでは浮かれないことにしていますが、球団のやる気が感じられたのは何よりです。やればできるじゃねーか。

球も強くストライクゾーンで勝負できるので、左の先発投手としてローテーション入りを期待しています。

今までストライクゾーンで勝負できないピッチャーばかり獲っていた自覚はあったんですねｗ

【オリックス vs 東京ヤクルト 日本シリーズ第2戦】
（2021年11月21日／京セラドーム大阪）

東京ヤクルト  0 0 0  0 0 0  0 1 1  2
オリックス　  0 0 0  0 0 0  0 0 0  0

[勝] 高橋 1勝0敗0Ｓ
[敗] 宮城 0勝1敗0Ｓ

今年の頂点を争う試合にふさわしい、息詰まる投手戦でした。

バファローズ先発の宮城は6回1アウトまで一人のランナーも出さないピッチングで、これは1点取れれば勝てるのではないかという雰囲気にもなりましたが、打線の援護がないままに8回につかまりました。フォアボールとヒットで2アウトながら一二塁のピンチを招くと、青木のタイムリーで先制を許します。

対する高橋は5回まで毎回ヒットを許したものの連打は許さず、こちらも安定したピッチングでした。そして宮城とは反対に6回以降は一人のランナーも許さず、結局9回を投げきって133球の完封勝利を収めました。ナイスピッチングでした。

これで対戦成績は1勝1敗のタイとなり、火曜日からは東京ドームに舞台を移してDHのないゲームとなります。吉田正尚は守備につけるんですかね……。