2006/10/07(土)エース対決を制して先勝!(はてなプロ野球’06)
【西武 vs ソフトバンク プレーオフ第1ステージ第1戦】 (2006年10月7日:インボイスSEIBUドーム) ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 西武 0 0 0 0 0 0 1 0 x 1 [勝] 松坂 1勝0敗0S [敗] 斉藤和 0勝1敗0S
インボイスSEIBUドームで観戦してきましたが、本当に見ごたえのある投手戦でした。これぞエースとエースの意地のぶつかり合い。野球の醍醐味を堪能してきました。
試合は両投手とも調子が良かったため、本当に淡々と試合が進んでいきました。動きが見えたのは2回、7回くらいでしょうか。
2回表、先頭の松中がレフトフェンス直撃のツーベースヒットで出塁。一塁を回ったところで松中がガッツポーズをしかけたように、私は打った瞬間は入ると思いました。あとでビデオで確認したのですが、あと2、30センチ高く上がっていればホームランでしたね。そのぐらい惜しい当たりでした。
その後松坂は続くズレータにデッドボールを与えてノーアウト一二塁とピンチを広げましたが、柴原の送りバントを反応良く捌いて二塁ランナーを刺すと、田上、本多を連続三振に切って取ってピンチを脱出。今年の松坂は簡単には崩れません。
以降はしばらく膠着状態が続きましたが、迎えた7回に大きな山場がやってきました。
7回表、柴原、田上が連続三振であっさり2アウトとなりましたが、本多の見事なセーフティバントが内野安打になり、続く的場も低めの球をうまく拾ってレフト前へ。さらに川崎にデッドボールで2アウトながら満塁の大ピンチとなります。しかし、続く大村をファーストゴロに打ち取って何とかピンチをしのぎました。
ピンチの後にはチャンスありとはよく言ったもので、その裏、先頭の中島が右中間へのヒットで出塁すると、カブレラがコンパクトなスイングでセンター前に運んでノーアウト一二塁。続く和田が2球目をレフト線に運んで先制のタイムリーツーベースとなりました。結局、この1点が決勝点となり、プレーオフ第1ステージはライオンズが先勝です。
試合を振り返ってみると、選手の意識の持ち方の差でライオンズが勝てたなぁという印象を持ちました。
後でビデオを見た限りでは、7回のツーアウト満塁で大村が打った球はボール球でした。見逃せばカウント0-2ですから、松坂は一気に苦しくなったはずです。一方、その裏にチャンスを作ったカブレラは、2ストライクと追い込まれてからは繋ぐバッティングに徹しました。どちらのチームも「勝ちたい」と願っていたのは確かですが、それを行動に移すことができたかできなかったか、その差が出た7回の表裏だったと思います。