2004/10/01(金)駄目人間たちのプレーオフ観戦記(はてなプロ野球’04)

2004/10/01 25:55
【西武 vs 日本ハム プレーオフ第1ステージ第1戦】
(2004年10月1日:西武ドーム)
 
日本ハム  0 0 0  3 0 0  1 3 0   7
西武    0 0 3  0 0 1  6 0 x  10
 
[勝] 松坂 1勝0敗0S
[S] 豊田 0勝0敗1S
[敗] 金村 0勝1敗0S
 
[本塁打]
  4回表 小笠原      1号 3ラン (松坂)
  6回裏 フェルナンデス  1号 ソロ  (金村)
  7回表 セギノール    1号 ソロ  (松坂)
  7回裏 佐藤       1号 ソロ  (金村)
  7回裏 フェルナンデス  2号 満塁  (井場)
  7回裏 細川       1号 ソロ  (建山)

 さぁ、いよいよプレーオフが始まりました! 世間ではファイターズばかりに注目が集まっていますが、一応我らがライオンズもプレーオフに進出しています。というわけで西武ドームへ観戦に行ってきました……が。

 内野席がガラガラでした。ホークスとの首位攻防戦 *1 の方がよっぽど観客が多かったと思います。つーか、三塁側の方が席が埋まってるっぽいし! どういうことだよ!

【S】「今まで『ライオンズファンは大事な試合しか球場に来ない』って言われてましたけど、今年は『大事な試合にすら来ていない』じゃないですか……」

【Y】「これは結構ヘコむな……」

 観客が少ないのは今日が平日だからだよ! 明日、明後日は週末だから満員になるよ、きっと!

 ……などと心にもないことを言っていないで、試合のほうを振り返ってみることにしましょう。

 今日の先発ピッチャーはライオンズ松坂、ファイターズ金村でしたが、両投手とも立ち上がりは良かったと思います。特に松坂の出来は素晴らしく、「これは1点もらえれば勝てるよ」と思ってしまったほどです。

 さて、先にチャンスを作ったのはライオンズでした。2回裏、フェルナンデスのフォアボールと中島のヒットで、2アウトながら一二塁と得点圏にランナーを進めます。ここで打席には細川。

【Y】「三振だろうねぇ……」

【俺】「多分ね……」

【S】「……………」

 結局、細川は当てるだけのバッティングで浅いライトフライに倒れ、先制点を奪うことができませんでした。

【俺】「バットに当たったよ!」

【Y】「今日の細川は絶好調なのか!?」

【S】「……………」

 試合が動いたのは3回裏。デッドボール二つとフォアボールで、ノーアウト満塁という大チャンスが到来しました。3番貝塚がセカンドゴロに倒れて1アウトとなりますが、続くカブレラは外角低めのボール球を強引に打って出て、左中間を破る走者一掃のタイムリーツーベース!

【Y】「ぽかーん」

【S】「ぽかーん」

【俺】「ぽかーん」

 先制点を喜ぶというより、むしろ呆れてしまいました。完全に上体が泳いでいたのに、なんで打球が左中間を破るのですか? 規格外にも程がありますよ、カブレラさん。

 さて、一気に3点の援護をもらった松坂ですが、直後の4回表に突然崩れてしまいました。先頭の新庄にヒットを打たれて今日初めてのランナーを許すと、続く木元にもライト前に弾き返され、ノーアウト一三塁のピンチを招きます。ここで3番小笠原がライトスタンドへ同点3ラン! あっという間に試合は振り出しに戻りました。

 同点になった後は両投手とも立ち直ってゼロ行進が続き、再び試合が動き出したのは6回裏。フェルナンデスのホームランが飛び出し、ライオンズが再度勝ち越しました。

【S】「松坂も立ち直ったみたいですから、この1点でなんとかなりそうじゃないですか?」

 しかし、勝負の世界はそんなに甘くはありませんでした。直後の7回表、先頭のセギノールがライトスタンドにライナーで叩き込み、試合はまたもや振り出しに戻ります。

 「野球の神様はファイターズの味方なのか?」と思い始めた7回裏、ついにライオンズ打線が火を噴きました。先頭の佐藤がバックスクリーンへ勝ち越しソロを放つと、3つのフォアボールでランナーをためたところで、フェルナンデスが2打席連続アーチとなるグランドスラム! 仕上げに細川がレフトスタンドへソロホームラン!

【俺】「またバットに当たったよ!」

【Y】「やっぱり今日の細川は絶好調だったのか!」

【S】「……………」

 これでスコアは10-4。さすがに勝負あったろうと思いましたが、ファイターズ打線もしぶとく食らいつきます。8回表、ヒットとフォアボール2つでノーアウト満塁とし、木元が走者一掃のタイムリーツーベースを放って3点差。また試合がわからなくなってきました。

 しかし、ここでリリーフ登板した星野の出来が素晴らしかったです。小笠原、セギノール、代打田中幸を危なげなく打ち取り、ファイターズに傾きかけた流れを食い止めました。リリーフ大成功です。

 こうなるとあとは豊田が9回を締めるだけです。豊田はアンラッキーな内野安打で先頭バッターを出しますが、その後の3人をきっちり打ち取ってゲームセット。プレーオフ第1ステージの初戦を取りました!

 さて、明日の予告先発はライオンズが張、ファイターズがミラバルです。先発ピッチャーの相性的にはファイターズが有利でしょうか。しかし、明日一気に決めてしまうぐらいの気持ちで頑張って欲しいと思います。

*1:8月27日~29日。