2012/11/07(水)コボちゃん息してない

2012/11/07 21:56

現在のところ国内最強であろう電子書籍サイト、BookLiveも専用端末を発売して市場に参入するようです。

「設定不要ですぐ使える」 WiMAX搭載で8480円・NEC製電子書籍端末、BookLiveが発売 - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1211/07/news094.html

他の電子書籍リーダーとは違ってPCと接続する方法は提供されず、BookLiveで購入した書籍しか読めないようですが、それでも他のストアより圧倒的に多い9万5000冊の書籍の中から購入できるのは大きな魅力です。しかもあれですよ。

この冊数には「楽譜、自費出版物、ネット編纂物は入っていない」という。

「設定不要ですぐ使える」 WiMAX搭載で8480円・NEC製電子書籍端末、BookLiveが発売 - ITmedia ニュース

ギター譜もWikipediaも含まれないんですよ。純粋に9万5000冊なんですよ。

製品の性質を考えると、Kindle Paperwhite、SONY Reader、他1製品がライバルになってくると思いますが、他の製品と違ってBookLiveにロックインされているため、ガジェット好きの心は掴めないでしょう。記事中にもあるように、読書好きをいかに引き込むかが鍵になってくると思います。

ただ、一言で読書好きと言っても、その種類は様々です。種類と言っても、ここで問題になるのは本を読む量ではなく、本のどこが好きか、ということです。「文章を読む行為」が好きな人と、「本という物体に書かれた文章を読む行為」が好きな人と、「文章を読んだ証として本という物体を所有する行為」が好きな人は、広い意味では同じ「読書好き」に分類されますが、その本質は大きく違います。ちなみには私は「読みもしないのに本という物体を購入した証として高く積み上げる行為」が好きですが、それはまた別の話です。

真面目な話をすると、私なんかは一番目に該当するので大量に本を持ち歩ける電子書籍は非常にありがたいんですが、三番目の人は逆に絶対に電子書籍なんて許せないでしょう。Lideoがターゲットとしている年配の方々はどの種類に該当する人が多いんでしょうか。なんとなくのイメージでしかないのですが、三番目に該当する人が多いような気が……。