2009/12/31(木)ゼロ年代の終わりに
2009年も残すところ5時間を切りましたね。今年も多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。来年も変わらぬおつき合いをしていただければ幸いです。
個人的には辛いことの多い一年でしたが、嘆いているだけでは何も変わらないので、来年こそはいい年にできるよう努力していく所存です。努力だけではどうしようもないことも多いですが、努力しなくてはどうしようもないことはそれ以上に多いですからね。
それでは皆様、良いお年を。
2009/12/31(木)ありがとうウェンディーズ
ここ数年、土日はパラダイス向ヶ丘でプチ廃のあと、ダイエーで買い物をしてからウェンディーズで遅い昼食というのがパターンになっていました。どのくらいの頻度で通っていたかというと、一時期働いていたバイトの子に「いつもありがとうございます」と言われてしまうくらい。
そのウェンディーズも今日が最終営業日。向ヶ丘店はものすごい行列でした。別れを惜しむというと聞こえはいいですが、阿呆みたいに写真を撮りまくる集団を見て、何か佐藤藍子的なものを感じたりして。こいつらの何割が来月もウェンディーズのことを覚えているんでしょうか。まぁいいや。
私が店に着いたのは15時すぎだったのですが、その時点で店員さんに「前のお客様の注文次第ではお肉がなくなってしまうかもしれません」と言われてしまいました。この際ポテトと飲み物だけでもいいかと思っていましたが、レジで聞いてみたら一枚だけ残っているとのこと。なんだよ一枚だけじゃスーパーメガが頼めな……もとい、ラッキーでした。最後の最後で運が巡ってきましたね。来年はきっといい年になるはず!
ウェンディーズはそれほど店舗数が多くありませんが、私は最初に入った会社が多摩センター、転職直後の現場が目黒、そしてQMAの土日ホームが向ヶ丘と、なにかとウェンディーズとは縁のある生活を送ってきています。そんなウェンディーズで食べる、ちゃんと肉の味がするパティが、体があたたまるチリスープが、不健康そうなトッピングが俺は大好きでした。アメリカ本社は日本での新しい展開を模索しているという話なので、きっと近いうちに帰ってきてくれると信じています。また会う日まで。
2009/12/30(水)2009-12-30
お昼前後に軽くQMAってから友人宅へ。とても楽しい時間でした。
……が、ここで書くようなネタは何もないんだよなぁw
明日は午前中にQMAのあと、家でのんびりする予定。先立つものもありませんし、来年に向けてやらなければいけないことがたくさんありますしね。
- システム手帳の入れ替え
- iPhoneの初期化
- Googleカレンダーのデータ消去
- Toodledoのデータ消去
- Evernoteのデータ消去
存在そのものをすべて抹消したいくらい、今年のことは忘れたいのです。幸いにして、楽しい思い出のほうはこのブログに残っていますしね。
2009/12/29(火)2009-12-29
今日は色々と忙しくてQMAどころではありませんでした。ウェンディーズもすげぇ並んでたのでパス。
明日は昼からはるひ野の友人宅へ。私ははるひ野駅ができた直後の、周りにほとんど何もない状態しか知らないんですが、あの辺りもちょっとは発展したんですかね。うちの近所もとても政令指定都市とは思えない田舎ですが、5年前のはるひ野はそんなもんじゃなかった。
ともあれ、多分夜までずっとお邪魔すると思うので、明日は手抜き更新になると思います。まぁ、そんなことは割とどうでも良くて、一番の問題は、新百合ヶ丘と多摩センター、どちらのウェンディーズで朝食をとるかということです。
2009/12/28(月)ぬるぽのくせに生意気だぞ 第5回
オープンソース徹底活用WicketによるWebアプリケーション開発
- 作者: 矢野勉
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: 単行本
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Strutsをはじめとした、JavaのほとんどのWebフレームワークは、Servletに皮を被せて作業量を減らすことを目指しています。つまり、そこでのコーディングでは、Java言語に対する深い理解やオブジェクト指向の知識はほとんど必要にならず、フレームワークの設定方法や約束事を知っていることが重要になります。
ところがWicketはそうではなく、Web上にオブジェクト指向を取り戻すことを目指して開発されました。WebアプリなのにSwingのような感覚でコーディングができるのです。ページもオブジェクトとして表現されるため、ページ間の値の受け渡しはコンストラクタの引数なりセッターなりで簡単に実現できます。セッションやhiddenを駆使する必要はほとんどなくなるのです *1 。素晴らしい。この世界では今までのデスクトップアプリの経験がそのまま活かせます。
このような性質を持っているので、Java言語そのものが好きな人にお勧めのフレームワークではあるのですが、それ以上に、フレームワークの約束事を知っているだけでデカい面をしている自称Java技術者のせいでJavaが嫌いになってしまった、私のような他言語の技術者にこそ体験して欲しいフレームワークのような気もします。
さて、この『WicketによるWebアプリケーション開発』ですが、現在のところ、唯一の日本語のWicket本です。
Wicketについて基礎的な部分から丁寧にまとめられているので、Wicketの初学者向けとしてはこれ以上ない本だと思います。ただ、Wicketというフレームワークの性質上、他のフレームワークよりは深いJavaの知識が要求されますので、JavaとWicketを一緒にマスターするのは厳しいと思います。興味を持たれた方はまずJavaの入門書から。
また、著者の矢野さんが実際にWicketを使用してきた中で培ったノウハウが各所に書かれているので、ある程度Wicketを理解した人がもう一歩先に進む手助けにもなると思います。「読んでサンプルを作って終わり」という感じではありません。そして、アプリケーションを作る上で必要になる各種クラスもかなり詳細に書かれているので、手元に置いておけばリファレンス的にも使えると思います。
値段もこの手の本にしては安いほうですし、これからWicketを始めようとする人にとっては必携の書でしょうね。
ただ、最後に一点だけ苦言を。Webアプリである以上、サンプルには大量のHTMLが載せられているのですが、その内容が酷いのはどうにかならんのでしょうか。これはこの本に限ったことではないのですが、正しいHTMLも書けずに「私はWeb技術者です」と言われてもなぁ。
……こんばんは、元W3C原理主義者です。
*1:内部的にはセッションを使いまくりなのですが、プログラマがそれを意識する必要はありません