2017/09/11(月)PyCon JP 2017に参加してきました #pyconjp
今年もPyCon JPに行ってきました。ブログを書くまでがPyCon JPとのことなので、忘れないうちに振り返りたいと思います。
1日目
- Keynote
- 野球を科学する技術~Pythonを用いた統計ライブラリ作成と分析基盤構築
- Pythonとパッケージングと私
- Djangoフレームワークのユーザーモデルと認証
- Pythonによる文章自動生成入門!Python ✖︎ 自然言語処理 ✖︎ ディープラーニング
- プロダクト開発して分かったDjangoの深~いパーミッション管理の話
- Pythonと機械学習によるWebセキュリティの自動化
午前中は中川さんの野球の話と、aodagさんのパッケージングの話で、「ああ、今年もPyConに来たんだな」という謎の満足感を得ました。思わずそのまま帰ってしまおうかと思ったくらい。
……冗談はさておき、中川さんの発表はとても参考になりました。目的は違うにしろ、定期的にスクレイピングしたデータを貯めこんでいる私としては、自分のシステムをより良くしていくための指針をもらえた気がします。
午後はDjangoの話が中心。認証のセッションと認可のセッションで、既存のTwitter連携プラグインの機能に不満を持ってtwingoというバックエンドを作った身としては、もっと早くこの話を聞きたかったですw
2日目
- Keynote
- Pythonで実現する4コマ漫画の分析・評論 2017
- The theory of Serverless development by Python (理論から学ぶPythonによるサーバレス開発)
- Python におけるドメイン駆動設計(戦術面)の勘どころ
- AWS APIGateway + Python Lambda + NEologdで作るサーバレス日本語形態素解析API
普段の私は平日は9時半に渋谷のオフィス、休日は10時に下北沢のゲーセンに着けるように動いているわけですが、この2日間はいずれも9時ごろ西早稲田に着くように動いている上に、前日のパーティでアルコールが入っています。非常に眠かった。来年は真剣に会場近くで泊まることも検討しようと思います。
基調講演はpandasのコア開発メンバーも務められているARISE analyticsの堀越真映さん。Pythonやpandasの話というよりは、pandasを例にしたOSSプロジェクトについてのお話といった感じ。私は「あなたたちが想像しているよりもOSS貢献のハードルは高くない」というメッセージを受け取りました。前述のとおり、言語に特化した内容ではないので、Pythonエンジニア以外の方にも聞いていただきたい講演です。素晴らしい内容でした。
先ほど書いたとおり、非常に眠かったこともあって、かなり絞ってセッションに参加したのですが、4コマ漫画の分析の発表の中で出てきた「情熱駆動開発」という言葉が素晴らしかったです。もちろん、技術的な話も興味深く聞かせてもらったのですが、「自分が欲しいものを誰かが作ってくれることはない」というのはその通りだよなと。いい言葉です。
感想
例年、聞きたいセッションがかぶってしまって取捨選択に苦労するのですが、今年はわりとすんなり決めることができました。つまり、Webであったり、エンジニアリングであったりの話が減っているということなのでしょう。
一方で、データ解析であるとか、機械学習などの話が非常に増えており、時代の移り変わりを感じるところでもあります。ここ数年でPythonが盛り上がってきて、「ようやく時代が俺に追いついた」と思っていたのですが、あっという間に時代について行けなくなってしまった感がありますw
さすがにまったく理解できないのはまずいよなぁ……ということで、少しずつそちらの分野の勉強もしていきたいと思います。