今年の銭闘は福留さんが話題を独占している感じですが、その裏でひっそりと糸井も闘っていたようです。
[ハム糸井越年「納得するまでやる」 - プロ野球ニュース : nikkansports.com](http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20121222-1062845.html)
糸井はレギュラーの座を掴んだ2009年以降、4年続けて打率3割をマーク。去年と今年は統一球での数字ですから、それを考えると並の数字ではありません。また、盗塁もコンスタントに20個以上決めていますし、打って走って守れる、球界トップクラスの中距離ヒッターであることは間違いないでしょう。
そんな糸井に対して「1000万円アップ」と聞かされると「もうちょっと上げてやれよ」という印象ですが、じゃあもっと上げて2億5000万とか3億出せという話かと言われるとちょっと微妙な気がします。もちろん、結果を残したのだから上げてくれという糸井の気持ちはわかるし、ある意味ではもっともな要求だと思います。糸井の要求そのものが間違っているとは思えませんので、本人には納得いくまで闘っていただきたいと思います。
ただ、「年俸の総額」ではなく「年俸のアップ額」や「年俸のアップ率」を評価の物差しにすること自体がおかしいということに、そろそろみんな気づいて欲しい。年俸2億円の選手が2億円ぶんの働きをするのは当たり前なのです。数年前に物議をかもした、ホークスの「MVPを取らなければダウンになる」レベルの査定は行きすぎだと思いますが、もう少し現実を考えた査定方法を導入したほうがいいんじゃないかと思います。どこもそんなにお金に余裕があるわけではないでしょうし。
ただ、こういうのは1チームだけでどうこうできるものではありませんし、海の向こうにはもっとお金を持っているところが30チームほどありますからねぇ……。ファンがこうやって好き勝手に言うぶんには簡単ですが、実際には難しいところですよね。うーん。