ねことくまとへび

【読売 vs 埼玉西武 第3回戦】
（2018年6月10日／東京ドーム）

埼玉西武  0 0 1  1 0 0  0 0 0   2
読売　　  1 1 0  0 0 0  0 0 1x  3

[勝] カミネロ 1勝0敗9Ｓ
[敗] 増田　　 0勝3敗11Ｓ

[本塁打]
  1回裏 坂本勇  8号 ソロ （ウルフ）
  2回裏 亀井　  5号 ソロ （ウルフ）

ライオンズ先発のウルフは、初回に坂本の、2回に亀井のホームランを浴びる不安な立ち上がりでしたが、それ以降は踏ん張りました。まだ少しボールが高いような気もしますが、前回、前々回の登板に比べれば、ゴロを打たせるピッチングができていたと思います。

打線は3回に秋山のタイムリー、4回に外崎のタイムリーで2点を挙げて追いつきましたが、あと一本が出ませんでした。源田と中村で打線が切れてしまいましたね……。

Twitterの私のTLでは、昨日の中村のホームランは今日のためにジャイアンツが打った布石ではないかという意見まであり、まぁさすがにそれは考えすぎだとしても、やはりまともにボールをとらえられる状態には見えません。どこかおかしいのなら治るまで二軍で治療するべきですし、どこもおかしくなくてこれならば、栗山のように生き残りをかけてモデルチェンジするべきでしょう。

結局、試合は9回に増田がつかまりサヨナラ負け。今日も含めて3敗はいずれも同点時の登板ですから、やはりTwitterでは継投ミスではという声もありましたが、じゃあほかに誰を投げさせるんだという話で。開幕直後の状態なら武隈や平井でも良かったのでしょうが、今の彼らを同点で登板させるのは現実的ではありません。

次のカードからヒース、南川が上がってくるようなので、木曜日に登録された大石含め、頑張ってブルペンを支えてもらいたいと思います。

【読売 vs 埼玉西武 第2回戦】
（2018年6月9日／東京ドーム）

埼玉西武  0 0 0  1 0 2  0 1 1  5
読売　　  1 0 1  0 0 0  3 3 x  8

[勝] 田原　 2勝0敗0Ｓ
[敗] 多和田 7勝2敗0Ｓ

[本塁打]
  4回表 外崎　  6号 ソロ　 （田口）
  7回裏 坂本勇  7号 ３ラン （多和田）
  8回表 中村　  1号 ソロ　 （沢村）
  8回裏 阿部　  4号 ３ラン （平井）
  9回表 浅村　 13号 ソロ　 （マシソン）

リリーフ陣崩壊を痛感させる逆転負けでした。

決勝点を許したのは多和田ですが、120球を超えていた場面だったので、信頼して7回を任せられるリリーフがいればスイッチすることができたでしょう。もちろん、多和田に踏ん張ってほしいところではありましたが、多和田ばかりを責めるわけにはいかない逆転劇でした。

また、2番手の平井は阿部のホームランを含む3安打を浴びて一つのアウトも取れずにノックアウト。さすがにそろそろ配置転換を考えたほうがよさそうですし、首脳陣からもそれをにおわすコメントが出ています。

打つほうでは、中村にようやく今シーズン1号ホームランが飛び出しました。ただ、ほかの打席を見ていると、まったく打てる感じがせず、たまたまバットを振ったところにボールが来たのではという感もあり、調子が上向いてきたとはまだ言えないと思います。それどころか、調子が悪いにもかかわらずスタメンの延命が約束されてしまったわけで、状況によってはよりひどいことになりかねません。

もっとも、12球団でもっとも手首が強靱なライオンズファンですから、いつでも手のひらを返す準備はできています。我々の不安を吹き飛ばすような成績をバットで残してください。お願いします。

【読売 vs 埼玉西武 第1回戦】
（2018年6月8日／東京ドーム）

埼玉西武  1 0 2  1 1 0  0 0 0  5
読売　　  0 0 0  0 0 0  0 2 2  4

[勝] 菊池 7勝0敗0Ｓ
[Ｓ] 増田 0勝2敗11Ｓ
[敗] 菅野 6勝4敗0Ｓ

[本塁打]
  1回表 秋山　 10号 ソロ　 （菅野）
  8回裏 吉川尚  2号 ２ラン （ワグナー）

ジャイアンツ先発は菅野でしたが、初回からライオンズ打線は活発でした。秋山の初回先頭打者ホームランでいきなり先制すると、3回には浅村、山川のタイムリーで2点を追加。4回には秋山のタイムリーツーベース、5回には強打のキャッチャー炭谷さんのタイムリーで5回までで10安打5点。今日の菅野の球はやや高い感がありましたが、球界を代表するピッチャー相手に見事な攻撃でした。

投げるほうでは、菊池のピッチングに尽きると思います。初回、2回とピンチをしのいだあとはほぼ完璧な内容で7回を2安打無失点。復帰戦となった前回登板よりさらに良かったですね。もう怪我の心配はなさそうです。

5点リードで勝ちパターン継投に入ったライオンズですが、その勝ちパターンが安定しません。8回裏、ワグナーが吉川尚のドームランで2点を失い、さらに2アウト一二塁のピンチを招きます。ここは代打阿部をレフトフライに打ち取り2点止まり。

9回の増田は長野、代打亀井の連打でノーアウト二三塁とピンチを招きますが、内野ゴロ2つの間に1点ずつ失って2アウトまでこぎつけます。吉川尚はファーストゴロでゲームセットかと思いきや、山川が後逸して一塁に生きました。続くゲレーロはレフトへのツーベースで2アウト二三塁と一打逆転サヨナラの大ピンチとなりましたが、最後は岡本を見逃し三振に切って取ってゲームセット。なんとか逃げ切りました。

なお、今日はスワローズが敗れたため、ともに7勝2敗で交流戦首位タイに並びました。まぁ、そのスワローズとの対戦がまだ残っているので、順位云々というのはちょっと早すぎますが、いい形で交流戦が戦えているのは喜ばしいことだと思います。

【横浜ＤｅＮＡ vs 埼玉西武 第2回戦】
（2018年6月7日／横浜スタジアム）

埼玉西武　　  3 0 1  0 2 0  2 0 1  9
横浜ＤｅＮＡ  0 0 0  2 0 0  5 0 0  7

[勝] 十亀 4勝5敗0Ｓ
[Ｓ] 増田 0勝2敗10Ｓ
[敗] 京山 4勝2敗0Ｓ

[本塁打]
  1回表 栗山  3号 ３ラン （京山）
  3回表 浅村 12号 ソロ　 （京山）
  4回裏 ソト  5号 ２ラン （十亀）
  7回表 山川 18号 ２ラン （武藤）
  7回裏 ソト  6号 満塁　 （武隈）

ライオンズは初回に栗山のホームランで3点を先制。3回には浅村のホームランで追加点を挙げます。4回にソトのホームランで2点差に詰め寄られますが、直後の5回にワイルドピッチと栗山のタイムリーツーベースですぐさま追加点を挙げ、7回には山川のホームランで突き放します。

しかしその裏、十亀がランナーをためて桑原にタイムリーを打たれたところで降板。2番手の武隈は神里を歩かせたあと、ソトに今日2本目となるホームランを浴びてあっという間に1点差に詰め寄られました。武隈はさすがにそろそろ二軍に落としてあげたほうがいいのでは……。もう代わりの左がいないからと言っていられる状況ではないでしょうに。

8回はワグナーが3人で抑えると、9回表、先頭の秋山のレフトフライを筒香が妙な動きで後逸してスリーベースに。照明が目に入ったのでしょうか。源田は三振に倒れますが、続く浅村のタイムリーで貴重な追加点を挙げました。その裏は増田が桑原にスリーベースを打たれてヒヤリとする場面もありましたが、神里を三振に切って取って逃げ切り。交流戦3カード連続の勝ち越しとなりました。

ある程度予想はできていましたが、今日の横浜での試合は雨のため中止。広島ではファイターズが敗れたため、ゲーム差は2に広がっています。

情報によれば、明日は十亀がスライド登板で、ウルフは日曜日に。榎田はおそらく裏ローテに回ることになりそうで、いったん登録を抹消されるとのことです。菊池が帰ってきて、状態のいい方の3人が表ローテ、残りの3人が裏ローテという状況になってしまったので、ローテの組み替え自体は大賛成なのですが、よりによって榎田を1回飛ばすというのはどうなんでしょう。

西武山賊打線、最速300点！浅村構え変更し２発 - プロ野球 : 日刊スポーツ

ライオンズ公式が「猛獣打線」と言っているにもかかわらず、かたくなに「山賊打線」を使い続ける日刊のスタイルは嫌いじゃありません。というか、今さら猛獣って言われてもねぇｗ