2011/03/02(水)終戦報告
2011/03/02 23:08
前の会社の債務整理代理人の弁護士の方から手紙が届きました。色々と気の遠くなるような大金についての報告があったのですが、簡単に言うと「債務の返済は不可能」ということらしいです。
しかし、全体の20億オーバーという債務から比べれば社員の給料の額なんて微々たるものかもしれませんが、社員の側からしてみれば微々たるものではありません。私はギリギリ立替払いの対象になり、未払い給与の一部を受け取れることになりましたが、この制度は労働基準監督署の認定日より6ヶ月前の日時点で会社に在籍していた人が対象になるため、私よりちょっと早く辞めてしまった人は1円ももらえません。これは制度としてどうなんだろうなぁ。7桁の額って人生が終わるほどではないにせよ、ちょっと回り道をしてしまう程度には大金だと思うんですが……。
働きたくても働けない人たちへのケアはもちろん大事なことだし、それに公的な資金をつぎ込むのは間違ってはいないと思いますが、それだけじゃなくて「働いているのにお金がもらえない」人たちへのケアも何とかしてもらいたいところ。この辺の救済措置って、実際に会社が潰れてしまうまではかなり手薄なんですよね。「給料が払われない」と労働基準監督署にたれ込んでも、督促状の書き方を教えてくれるだけだし。
もっとも、あまり手厚くしすぎると、それを悪用する輩が出てくる可能性が高いので、なかなか上手くは行かないのかもしれませんね。