2013/07/22(月)『HerokuではじめるRailsプログラミング入門』感想

2013/07/22 20:13
今更という感もありますが、Railsの勉強を始めました。 私はもともとPythonが好きだったこともあり、Djangoを学んでからは「制約がない環境で一から作るのであればこれでいいや」という気持ちではあるのですが、そうはいっても、環境や言語に制約がある場合もあります。そうなると広く使われているRailsも知っていたほうがいいのかなーと思いまして。 私はRubyもよくわかっていないので、そのあたりの基礎知識を前提にしていない本ということで、まずは『HerokuではじめるRailsプログラミング入門』を写経しつつ読んでみました。
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まず、環境構築の手順が詳しく載っているのはありがたかったです。作ったプロジェクトをHerokuで動かすためにはどこに手を入れなければいけないのか、というところまで詳しく書かれているので、この手順に則れば誰でもHerokuでの公開までたどり着くことができるでしょう。手順書としては素晴らしい本だと思います。 ただ、教科書としては微妙な気がします。Ruby、Rails、Heroku、Git、SQLなどを知らないことを前提に書かれており、それぞれについて「こうしましょう」という説明はあるものの、「なぜこうするか」の説明が不足しているところが多い。ものによっては「こういうものだと思ってください」という投げっぱなしのところもあります。 著者が手を抜いたというよりは、単にページ数が足りなかったのでしょう。ただ、その割にはまともに使えたものではないExo IDEの説明にページ数を裂いていたり、親切すぎるだろうというくらいにスクリーンショットが貼られていたりします。ページ配分はもう少し考えてもらいたかったなと思います。 とはいえ、実際に動くものを順を追って作っていくので、Railsでは本当に作りたい部分に集中できる、というのは実感できると思います。この本だけでRailsを理解するのは難しいでしょうが、次のステップに進むためのとっかかりにはなってくれるかもしれません。 ちなみに、私もこれをとっかかりに、次のステップに進みましたw
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そのうちRails 4に対応した改訂版が出ると思いますが、それもしばらく先になりそうなので、3.1対応のこちらを買いました。