2011/11/22(火)中島ポスティングでメジャーへ
ライオンズ球団が、中島のポスティングシステムによる移籍を認めました。
【西武】中島米挑戦「自信はあります」 - プロ野球ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111122-867065.html
私はメジャーリーグにはほとんど興味がなく、彼らのことは人さらい集団くらいにしか思っていないので複雑な気分ではありますが、せっかく挑戦するのですからいい結果を残せるように頑張ってきてください。あと、少しでも高い額で入札されてくれると嬉しいですw まぁ、あの守備だとメジャーの評価は微妙かもしれませんが……。
中島がいなくなると、来年のショートは浅村になるんでしょう。今年あれだけ守備位置をたらい回しにされた挙げ句、結局ショートの経験を積めていないのがちょっと心配ではありますが、今年の適応力を見る限りは問題ないと思います。今年は開幕直後と終盤戦は大活躍でしたが、シーズン中盤の落ち込み方が激しかったので、来年は一年通して活躍できるように頑張ってください。
2011/11/21(月)映画『マネーボール』感想
先週の日曜日、映画『マネーボール』を観てきました。日本シリーズに夢中で書きそびれていましたが、ようやく落ち着いたので感想を書いてみたいと思います。以下ネタバレ注意。
原作は「セイバーメトリクスを用い、いかに少ない資金で球団運営を行うか」を実話をもとにまとめた一種のビジネス書でしたが、映画ではそれを別の切り口から攻めてきました。それは「セイバーメトリクスという新しい手法で、旧来の手法に対抗する戦い」を描いたノンフィクションとしての一面です。
資金力に乏しいアスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンは、「打率より出塁率を重視する」「盗塁や送りバントは無意味な戦術である」など、従来の常識を覆す評価尺度を用い、少ない資金でより効率的なチームを作ろうとします。当然、その課程では幾多の障害がありますが、それを乗り越えていって最後にはアメリカンリーグ新記録となる20連勝を達成。こうして文字に起こしてしまうとよくあるサクセスストーリーなんですが、実際に映像で観るとやはり胸がすく思いがしました。
ただ、この映画にも一つ欠点があります。それは皮肉にも「ノンフィクションであること」です。
アスレチックスはビリー・ビーンの改革により目覚ましい成績を残しましたが、リーグ優勝、ワールドチャンピオンには手が届いていません。映画とはいえあまり派手な嘘をつけないため、20連勝をクライマックスに持ってきましたが、結局、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な微妙なまとめ方をせざるを得ませんでした。
また、映画化が少し遅すぎたという感もあります。原作の日本語訳が出版されたのは2004年。このころはアスレチックスの専売特許だった手法も、現在では多くのチームに採用されるようになり、もともと資金力のないアスレチックスはかなり苦しい戦いを強いられ、2006年を最後に地区優勝から遠ざかっています。「俺たちの戦いはこれからだ!」と言われても、「いや、お前ら勝ててねーじゃん!」と感じてしまうのです。
とはいえ、それを差し引いても魅力的なストーリーであることには変わりがありません。ストーリーのクライマックスである20連勝を決めたのは、マネーボールの象徴とも言える選手であるハッテバーグのサヨナラホームラン。この場面は結果が分かっていてもゾクゾク来ました。
野球に限らず、スポーツの世界には勝者と敗者がいて、その結果には歴然とした差があります。しかし、その結果は未来永劫続くものではありません。この映画でも、敗者の側だったアスレチックスの面々が、マネーボールという別の尺度を持ち込むことによって輝き始め、勝者の立場をもぎ取りました。この逆転劇はスポーツの魅力の一つでしょう。このようなことが起こるからこそ、ビリー・ビーンが言うように「人は野球に夢を見る」のだと思います。
2011/11/20(日)福岡ソフトバンクホークス日本一おめでとう!
【福岡ソフトバンク vs 中日 コナミ日本シリーズ2011 第7戦】 (2011年11月20日:福岡Yahoo! JAPANドーム) 中日 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 福岡ソフトバンク 0 0 1 1 0 0 1 0 x 3 [勝] 杉内 1勝0敗0S [S] 摂津 1勝0敗1S [敗] 山井 0勝1敗0S
福岡ソフトバンクホークスが2011年プロ野球の頂点に立ちました。おめでとうございます!
セ・リーグのチャンピオンが相手ということで、シーズン中のように圧倒的な勝ち方はさすがにできませんでしたが、いいところで打線が繋がり、ピンチは盤石のリリーフ陣が火消しする、シーズンどおりの戦いができていたんじゃないかと思います。ほとんどの試合がロースコアだったので「ドラゴンズペースの試合」と言われることが多かった今シリーズですが、別にホークスだって常に打線が爆発していたわけではありませんからね。とはいえ、シーズンではあれだけの強さを見せつけたホークスをここまで追い詰めたドラゴンズの戦いぶりもお見事でした。
ちなみにMVPは小久保ということで、秋山監督の持つ最年長MVP記録を更新。私は連日の好リリーフを見せた森福かなー思ったんですが、MVPどころか優秀選手賞にすら選ばれていません。かわいそうなので孫さんボーナスを出してあげてください。
2011/11/19(土)勝負の行方は第7戦へ!
【福岡ソフトバンク vs 中日 コナミ日本シリーズ2011 第6戦】 (2011年11月19日:福岡Yahoo! JAPANドーム) 中日 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 福岡ソフトバンク 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 [勝] 吉見 1勝0敗0S [S] 浅尾 1勝0敗1S [敗] 和田 0勝1敗0S
ホークス先発の和田が立ち上がりを攻められ、和田の2点タイムリースリーベースで先制を許します。前回の登板もそうでしたが、やはり和田には相性が悪い。
ホークスは4回に内川のタイムリーで1点を返しますが、その後は吉見の前にヒットが出ない状況が続きます。ようやく反撃のチャンスが訪れたのが8回裏。先頭の多村がヒットで出塁してノーアウト一塁。ここで長谷川の送りバントが小フライになってしまい、スタートを切っていた多村も戻れずにダブルプレイ。チャンスの芽を潰してしまいました。続く代打カブレラがヒットを打っていただけに、あまりにも痛いバント失敗になってしまいました。
ドラゴンズは先発吉見のあと、8回途中から岩瀬、9回途中から浅尾に繋いで逃げ切り。これで対戦成績は3勝3敗のタイとなりました。勝負は明日の第7戦で決することになります。
2011/11/18(金)清武の乱鎮圧
【巨人】清武GM解任! - プロ野球ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111118-865208.html
ナベツネさんを苦々しく思っているファンからは喝采を浴びた清武さんの告発でしたが、大方の予想通り相手にダメージを与えられずに解任という結果に終わりました。ただ、もうちょっとゴタゴタすると思ったんだけどなぁ。思ったよりあっさり片付けられてしまいましたね。
今回の告発の手法自体も強引なものであり、渡辺会長を批判するのにそのやり方はどうなんだろうとか、あんたの行動もコンプライアンス違反じゃないのかとか、色々突っ込みどころもありましたが、そもそもまったく根回しができてなかったのが痛かった。というか、なぜこんな状態で突っ走っちゃったんだろう。
それにしても、こんなにあっさり球団代表って解任されちゃうものなんですね。今年の補強を見る限り、ゼネラルマネージャーとしては失敗続きなので解任されてしかるべきかもしれませんがw