【ブラジル vs 日本 WBC第1ラウンド】
(2013年3月2日:福岡 ヤフオク!ドーム)
日本 0 0 1 1 0 0 0 3 0 5
ブラジル 1 0 0 1 1 0 0 0 0 3
[勝] 攝津 1勝0敗0S
[S] 牧田 0勝0敗1S
[敗] 仲尾次 0勝1敗0S
ブラジル相手に中盤まで苦しみましたが、8回の集中打で逆転。そのまま逃げ切りました。
戦前は「普通にやれば負けないだろう」と思っていた人も多いでしょうが、いざ戦ってみるとかなり苦しめられました。それもそのはず、ブラジルはきっちりとした野球をやっていました。ボール球は振らないという基本的なことができていた。最後は精神的なものもあったのか、同点になったあとに一気に崩れましたが、それほど弱いチームではありませんでした。
きっちり野球ができていたブラジルに対し、日本側はやるべきことができていませんでした。主に采配面で。
6回ノーアウト一塁で、調子の上がらない鳥谷に強行させてゲッツー。かと思えば8回は4番糸井に送りバントのサインを出しています。結果的にはこれが奏功して逆転に結びついているわけですが、それは結果論であって采配には一貫性がありません。
7回には、2アウトランナーなしの場面で角中に代打松井を送っていますが、このような場面では一発を期待して中田を起用するべきでしょう。また、8回には先頭バッターとして出塁した内川に代走を出さず、逆転のあとも代走を送る気配すらありません。なぜ聖沢を代表から外したのかがよく分かるシーンではありますが、打つべき手はきっちり打っていただきたかった。本多は何のためにベンチに入っていたのか。
と、不満はたくさんあるゲームではありましたが、まずは初戦を取りました。明日は中国との対戦になります。今日の試合を見た感じだと、中国も昔の印象で語っちゃいけないのかもな、という気がしています。油断せずに戦ってもらいたいと思います。