2015/10/02(金)着実に

2015/10/02 21:31

私は家で日刊スポーツを取っているのですが、朝起きて、優雅にコーヒーを飲みながら秋山の新記録を振り返ろうとしたら、一面が「キヨシ辞任」でガッカリ。通勤途中の駅の売店で各紙を見比べてみたのですが、宗教団体の広報誌を除いてはすべて中畑監督が一面に来ていてさらにガッカリでした。昨日はセ・リーグの全試合が中止になり、スワローズの優勝とかぶることがなくなったので、ほかのスポーツでビッグニュースがなければ一面は間違いないだろうと思っていたのですが。残念。

西武西口に監督の道 来季からのフロント入りを検討 - 野球 : 日刊スポーツ

視点を広げるためにフロントに入れるという方針自体は正しいと思います。来年はマネジメントに定評のある現監督の続投が決まっており、何年後になるかはわかりませんが、その次が潮崎であることは間違いないでしょう。慌てる必要はないので、西口さんには着実に学んでいってほしいと思います。

問題は、こんなグダグダなライオンズのフロントに学ぶものがあるのか、というところですねw

2015/10/01(木)秋山、シーズン安打数のプロ野球新記録を達成!

2015/10/01 22:05
【秋山翔吾 vs オリックス 第25回戦】

1回表 無死無走者 遊ゴ (バリントン)
3回表 二死無走者 三振 (バリントン)
6回表 一死無走者 三安 (バリントン)
9回表 無死無走者 左3 (佐藤達)

……間違えました。

オリックス vs 埼玉西武 第25回戦】
(2015年10月1日:京セラドーム大阪)

埼玉西武   0 0 0  0 0 0  0 0 1  1
オリックス  2 0 0  0 0 0  2 0 x  4

[勝] バリントン 5勝3敗0S
[敗] 岡本洋   1勝2敗0S

[本塁打]
  7回裏 糸井 17号 2ラン (菊池)

昨日5安打を放ってマートンの日本記録に並んでいた秋山ですが、バリントンの前に第1打席はショートゴロ、第2打席は三振に倒れます。

そして迎えた6回の第3打席。打球は三遊間に弱い当たりが転がり、サード小谷野が捕球したものの、一塁送球前に一瞬ボールを握り直したために間一髪セーフ。内野安打で日本新記録となる215安打の記録を打ち立てました。おめでとうございます! 200本目のときも微妙な当たりがヒットになりましたが、記録が出るときというのはこういうものかもしれませんね。

そして、これだけでは終わりません。9回に回ってきた、今年のレギュラーシーズン最後の打席では、低めの球を左中間に運んでスリーベースヒット。先ほど更新した記録をさらに216安打まで伸ばしました。この当たりは左方向への強い打球という、まさしく今年の秋山を象徴するような打球でした。

秋山は今年、「チームのために」と言い続けてきました。そして事実、チームのために送りバントをし、打ちたい場面でもフォアボールを選んできました。そんな中で216本積み上げたヒットは非常に価値のある数字だと思います。

今日の敗戦でCSは絶望とまでは言いませんが、それに近い状況になっています。開幕5連勝で始まったはずが、オールスター以降は真面目にTwitterで実況するのが馬鹿らしくなる試合の連続でした。そんなチーム状態の中、着々とヒットを積み重ねていく秋山の打席は本当に楽しみでした。夢を見せてくれて、そして夢を叶えてくれてありがとうございました。ホーム最終戦が終わった時点では新記録はおろかタイ記録すら諦めていたのですが、残り2試合のバッティングはお見事と言うほかありません。あんたホントすげーよ。

シーズンの反省会はCSの可能性が完全に消滅してからにします。もっとも、反省すべきなのは俺じゃなくて首脳陣のような気もしますが。

2015/09/30(水)秋山、日本タイ記録の214安打!

2015/09/30 23:26
オリックス vs 埼玉西武 第24回戦】
(2015年9月30日:京セラドーム大阪)

埼玉西武   1 4 2  1 0 0  2 2 4  16
オリックス  1 1 0  1 1 0  1 0 0   5

[勝] 牧田 9勝11敗3S
[敗] 東明 10勝8敗0S

[本塁打]
  4回表 栗山 10号 ソロ (吉田一)

秋山は初回、レフトへのツーベースヒットを放ってイチローと並ぶパ・リーグタイの210安打を達成しました。2回の第2打席でライトへのスリーベースを放って211安打。あっさりとイチローを抜いてしまいました。

3回の第3打席はフォアボールに終わりましたが、5回の第4打席でレフトへのツーベースを放ち212本目。7回の第5打席はレフト前ヒットで213安打。そして8回の第6打席にライトへのツーベースを放ち、今日5本目のヒットで一気に日本タイ記録の214安打達成です。おめでとうございます! 残り2試合で5安打ということでちょっと厳しいかと思いましたが、まさか1日で達成してしまうとは。

新記録の期待がかかった9回の第7打席は、ピッチャーの坂寄がまったくストライクを入れられずフォアボール。さすがにルーキーには荷の重い場面だったかもしれません。しかし、明日1本でも打てば新記録です。頑張ってください。私に言えるのはそれだけです。

明日の予告先発は岡本洋。岡本洋は今日の3番手で出てきたような気がしないでもありませんが、テレビゲームじゃあるまいし、プロの監督がそんな起用をするとは思えません。きっと私の見間違いだったのでしょう。

2015/09/29(火)イースタンリーグ個人タイトル

2015/09/29 22:48

西口さんのTシャツが欲しかったのですが、さっぱりサイトに繋がらず、ようやく繋がったころには完売していました。みんな欲しがるアイテムだし、希少性に価値があるわけでもないんだから、受注生産にすれば良かったのに……。

誠投手・外崎選手がイースタン・リーグ個人タイトルを獲得! | 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト

外崎は一軍でもチャンスをもらい、走塁が一軍レベルにあることは証明してくれました。まぁ、それ以外がまだまだ物足りないのですが、ライオンズのショートは流動的なポジションですから、来年以降もチャンスはもらえると思います。

誠に関しては、最多勝自体は立派な成績だと思います。しかし、最多勝が取れてしまった状況は問題でしょう。一軍の先発陣が盤石だったのならともかく、郭や野上や牧田はだいぶ酷いピッチングが続いていたのにチャンスをもらい続けていました(そして、チャンスを潰し続けていました)。

チャンスを与えるという意味もありますが、より高いレベルを知るという意味でも誠は何度か一軍で投げさせるべきでした。さすがに今年の首脳陣の考えていることはまったく理解できません。昨日のブーイングは勝敗だけじゃなくてそういうところも含んでるんだよ。だから悪いことだとわかっているのに俺は非難できなかったんだよ。

2015/09/28(月)西口文也投手、お疲れ様でした

2015/09/28 23:09
埼玉西武 vs 千葉ロッテ 第25回戦】
(2015年9月28日:西武プリンスドーム)

千葉ロッテ  1 0 2  0 0 0  1 0 0  4
埼玉西武   0 2 0  0 0 0  0 0 0  2

[勝] 石川 12勝12敗0S
[S] 内  1勝1敗3S
[敗] 菊池 9勝10敗0S

[本塁打]
  2回裏 森     17号 2ラン (石川)
  3回表 デスパイネ 18号 2ラン (菊池)

1点ビハインドの5回表、2アウトランナーなしというところで、西口が現役最後のマウンドに登りました。バッターは井口。西口は3-2から外角に伝家の宝刀スライダーを投げ込みますが、わずかに外れてボールと判定され、最後の登板はフォアボールという結果に終わりました。取って欲しいボールではありましたが、まぁ、審判が雰囲気に流されるのは良くないですしねw

試合は7回に牧田が致命的な1点を失い、そのまま押し切られました。本拠地最終戦、そして西口さんの引退試合に花を添えることはできませんでした。

そして試合後のセレモニー。選手会長の牧田や、田辺監督の挨拶のときにはブーイングが浴びせられていたようです。シーズンが終わったわけでもない、まだ2試合残っている状況でブーイングする行為は間違っているとは思いますが、気持ちもわからなくはありません。今日という重要な試合に負けたからブーイングしているわけではなく、今までの不甲斐ない戦いや意味不明な采配に対してのブーイングでしょうからね……。

その後は西口さんの引退セレモニー。自らノーヒットノーラン未遂に触れて笑いを取るなど、西口さんらしい挨拶でした。また、ライオンズの選手だけでなく、他球団の元ライオンズの選手たちからのコメントも寄せられていましたが、いかにライオンズが主力選手から逃げられているかということを痛感させられるシーンでもありましたw

ちょっと、残念だったのが、マリーンズ側からの花束贈呈が涌井だったこと。いや、涌井が嫌だという話ではなくて、引退発表時の会見で「お世話になった人」として名前が出ていた伊東さんのほうが相応しかったと思います。伊東さんも(色々な噂が真実だとすれば)憎いのは西武フロントであって、西口さんに対して思うところはないはずなので、きちんと頼みこめばやってくれたと思うのですが……。それとも、それでも頑なに固辞されたのでしょうか。ファンとしてはそこだけが残念でした。

最後は、西口さんがマウンドに残していったグラブを高橋光が拾い上げて退場するという演出。ちょっと頼りない先輩が多いチームですが、チームの柱になれるように頑張ってください。

西口投手、21年間お疲れ様でした。そして、たくさんの感動をありがとうございました。またいつの日か、ユニフォームを着た西口さんの姿をグラウンドで見られるのを楽しみにしています。