2007/03/24(土)たかが144分の1、されど144分の1(はてなプロ野球’07)
【西武 vs 楽天 第1回戦】 (2007年3月24日:グッドウィルドーム) 楽天 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 西武 0 0 0 3 0 1 1 0 x 5 [勝] 西口 1勝0敗0S [S] 小野寺 0勝0敗1S [敗] 岩隈 0勝1敗0S [キモティー] 4回裏 リーファー 1号 2ラン (岩隈) 4回裏 G.G.佐藤 1号 ソロ (岩隈) 6回表 草野 1号 ソロ (西口) 6回表 礒部 1号 ソロ (西口) 6回裏 和田 1号 ソロ (岩隈)
いよいよ2007年のペナントレースが開幕です。今年も例年のように球場で観戦してきました。友人連中の都合がつかなくて、結局一人ぼっちだったんだけどなー。まぁ、そんなことはどうでもいいや。
さて、今年の開幕投手はライオンズが西口、イーグルスが岩隈でした。西口は直球のスピードこそ130キロ台後半がほとんどでしたが、変化球の切れがとても良かったと思います。球場で見ている時は、バッターの空振りの感じからスライダー主体かと思っていたのですが、VTRを見るとフォークをかなり多投していたようですね。この細川のリードも良かったと思います。一方の岩隈ですが、こちらは140キロ台後半を何度もマークしており、故障の影響はほとんどなさそうに見えました。
では、試合展開を振り返ってみましょう。先にチャンスを作ったのはイーグルスでした。3回表、藤井のツーベースと2つのフォアボールで2アウトながら満塁のチャンスを築きます。しかし、ここは西口が踏ん張って鉄平を見逃しの三振に切って取り、イーグルスの先制を許しませんでした。
先制したのはライオンズ。4回裏、簡単に2アウトを取られてしまいますが、5番の和田がフォアボールを選んで一塁に歩きます。ここでオープン戦.395、4本塁打のリーファーがバックスクリーンに叩き込むと、同じく.342、5本塁打のG.G.佐藤もレフトスタンドへ運び、一挙に3点を先制しました。オープン戦で結果を残して競争を勝ち抜いた選手たちが、ペナントに入っても活躍を続けてくれるのは本当に嬉しいものです。
さて、3回のピンチを凌いだ後は立ち直ったかに見えた西口ですが、6回に入ったところで捕まってしまいました。この回先頭の草野にプロ入り初ホームランを浴びると、2アウト後には礒部にも一発食らって3-2。あっという間に1点差まで詰め寄られてしまいました。西口さん、僅差の試合で花火は駄目ですってば!
しかしその裏、和田がライトスタンドへ上手く運んで4-2。すぐさまリードを2点に広げました。失点直後のこの一発は本当に大きかったと思います。さらに7回裏、8番中村、9番細川の連続ツーベースでもう1点追加。しかし、中村が8番って凄い打線だよなぁ……。
さて、西口は6回までで降板し、ライオンズは継投策に出ました。7回にはルーキーの岩崎が登板。なかなかいいピッチングだったと思います。トルネードなサイドスローというフォームばかりが目立ちますが、結構コントロールも良さそうですね。今後が楽しみです。
岩崎の後は8回三井、9回小野寺と繋いで逃げ切りに成功。ライオンズは2年ぶりとなる開幕戦白星をマークしました。ちなみに、西口の開幕戦勝利は1999年以来8年ぶりとなります。まぁ、その間はほとんど松坂が開幕投手だったわけですが。