2007/06/30(土)(はてなプロ野球’07)
【西武 vs 楽天 第9回戦】 (2007年6月30日:グッドウィルドーム) 楽天 0 0 0 1 0 0 0 1 2 4 西武 2 0 0 1 0 0 1 0 2x 6 [勝] 小野寺 2勝2敗13S [敗] 小倉 2勝1敗0S [本塁打] 3回表 山崎武 28号 ソロ (岸) 8回表 鉄平 5号 ソロ (岸) 9回表 草野 4号 2ラン (小野寺) 9回裏 高山 2号 2ラン (渡辺恒)
ライオンズ先発の岸は8回途中まで投げてホームラン2本による2失点のみ。やや制球を乱す場面もありましたが、4安打2失点は立派です。打線の方も初回から岸を援護し、これは楽に勝てる展開かと思いましたが、9回に小野寺がまたもや炎上しました。
ライオンズ2点リードで迎えた9回表、先頭のフェルナンデスがフォアボールで出塁。高須はセカンドゴロに倒れますが、続く草野が起死回生の同点ホームラン! クローザーが打たれるということは本来ショッキングなことではあるんですが、私は最近ではほとんど驚かなくなっています。そのぐらい今の小野寺は酷い。試合の方は9回裏に代打高山のサヨナラ2ランでなんとか勝ちましたが、あまり素直に喜べない白星でした。
小野寺は今年は開幕から調子が悪いですし、そろそろ二軍でミニキャンプでも張ってきたらどうでしょうか。しばらく前に「代わりのクローザーがいない」と書きましたが、この状態の小野寺の代わりならいくらでもいます。このまま無理して投げ続けたら、本当に駄目になってしまいますよ。
クローザーには乗り越えなければいけない壁があります。これはかつての小林雅も、ライオンズの先代守護神の豊田も味わったことです。彼らはこの壁を乗り越えて偉大なクローザーになりました。
今の小野寺を見ていて思うことは、彼は今、この壁を乗り越えられる状態にないということです。単に自信を失っているだけならば、壁に挑ませるのもアリでしょう。ただ、今の小野寺は単純に調子が悪いです。これだけコントロールが定まらなければ、フォアボールで自滅するか、甘く入った球を痛打されるか、そのどちらかしかあり得ません。
まだシーズンは長いです。そして、そのシーズンの中で小野寺の力が必要になる場面はきっと来るでしょう。だからこそ、その時までに立ち直ってもらいたいものです。