2011/12/13(火)PSP『セブンスドラゴン2020』感想

2011/12/13 23:15

セブンスドラゴン2020を表裏ともにクリアしたので感想を書きたいと思います。以下、極端なネタバレはしないようにできるだけ配慮しますが、注意して読み進めてください。

私は今回、以下のようなパーティ構成でプレイしてみました。

  • パイソン(サムライ:桑島法子
  • ルビー(デストロイヤー:加藤英美里
  • パール(サイキック:ゆかな)

名前はすべてLL言語から取りました。ちなみにオペレーターは3.7で名前は「ライトウェイト」。本当はPHPっぽい名前にしたかったんですけど、さすがに難しかった。ところで、私はこんな名前にしてしまいましたが、実際には日本人名のカタカナ表記が世界観にマッチすると思います。

CVは自分がそれぞれの言語からイメージした台詞と合いそうな声優を、サンプルボイスを聞きながら選びました。ちなみにパイソンは「みんなまっすぐ並びなさい!」、ルビーは「レールの上を歩く人生も悪くはないもんだよ」、パールは「メンドくせぇ、勝てればいいじゃん」。この作業に1時間以上かかったのは内緒です。仕方ないじゃん、声優陣が豪華すぎるんだから! 今作は初音ミクのおかげで売れたという意見もありますが、実はこの声優陣につられた人も結構いるんじゃないかと思います。

さて、実際のゲーム内容ですが、前作に比べるとかなり戦闘のバランスは良くなっています。通常戦闘の敵が弱くなっていること、ダメージ床としてのフロワロがなくなったことにより、理不尽な感じで苦戦することはなくなりました。ただ、そのぶんボスクラスのドラゴンの強さが際立っています。クリア後の裏ボスなんてガチで殺しに来てるしなぁ……。

また、システム面では、前作で改良してほしいと思ったところがかなり直っていたのが嬉しいところ。クエスト情報は途中の進行状況も含めて確認しやすくなっていますし、ルーチンとなっている移動はショートカットによって格段に楽になっています。やっぱりみんな同じような意見だったんだろうなぁ。

パーティの人数は3人に減っていますが、組み合わせは限りなく自由です。もちろん私は全ての組み合わせを試したわけではありませんが、物理攻撃要員3人とか、腕力のない3人といった極端なパーティでもクリアは可能だと思います。前作は4人パーティだったとはいえ、マナ回復要員のヒーラーかプリンセスがいないと詰みましたからね。

また、前作に比べると、失敗に対するペナルティはかなり少なくなっています。ダンジョン内に回復ポイント兼セーブポイントが設けられているのでやり直しがしやすいですし、そもそも戦闘での全滅時には戦闘をリトライすることすらできます。また、戦闘のたびにSPが入手できるので、自分のパーティに合わないスキルを取得した場合もリカバリがしやすいです。

初音ミクが主題歌やBGMを歌うということで、いったいどんな感じになるんだろうと思いましたが、これは思った以上にいいです。もちろん曲によっては通常モードのほうがいいものもありますが、たとえば終盤の都庁のBGMをミクさんに歌われると鳥肌が立つくらいヤバい。

さて、ここまでべた褒めだったので、ひとつだけもったいなかったところを。ドラゴン乱入のシステムが上手く活かせてなかったのが残念でした。弱めのドラゴンがうじゃうじゃいるところで乱入されることはありましたが、一匹が限界だよ! というところで乱入されるケースはありませんでした。このシステムは売りの一つでもあると思うので、もうちょっと面白い使い方をしてほしいところではありました。

総括です。ストーリーは王道。バランスもいいですし、良くできたJRPGです。ネット上ではマゾゲー好きが大きい声で発言するので、ぬるいというだけで叩かれていることもありますが、紛れもない名作だと思います。NPCはどいつもこいつも魅力的ですしね。アオイちゃん可愛い!

あと、そもそもサイキックの下乳だけで6279円の価値があると思います。