2005/05/02(月)天皇賞(春)

2005/05/02 22:30

 勝ったスズカマンボとアンカツはお見事……なんだけど、ねぇ。はっきり言って面白くない。

 何と言うか、京都3200mというコースは「ステイヤー王座決定戦」の舞台に相応しくないんだろうなぁ。芝が軽くて直線が平坦なので、スピードが活かせることになりますから、チャンピオンディスタンスが適距離の馬でも対応できてしまうんですよね。

 そのこと自体がすぐにレベルの低下を招くものではありませんが、京都3200mに対応できるはずの有力馬たちが出走してこないとなると話は別で、本当にG1かよとツッコみたくなるような残念な面子になってしまいます。海外に行かなかったことで叩かれていたオペラオーですが、この点に関してはむしろ優等生なのかもしれません。

 最近「いっそのこと2400mにして春のチャンピオン決定戦にしろ」という意見も聞かれます。確かにこんなレースを見せられたら思わず頷いてしまいそうですが、春天は古馬長距離G1最後の砦なので、できれば守っていきたいんですよね。

 現状を打破するために、今年のように外国馬を受け入れるのも一つの手だと思います。また、有力馬に出走してもらうため、もう少し開催時期を遅くするのもいいんじゃないでしょうか。天皇賞を使ってから海外遠征というルートができますから。

 長々と文句を書いておいてアレですが、個人的には、スズカマンボは馬主、調教師が永井氏と橋田師ということで、サイレンススズカで取れなかった天皇賞*1を取ったという感慨があったりして。関係者の皆様、おめでとうございます。

 

*1:ススズは秋天ですけどね。