【埼玉西武 vs オリックス 第20回戦】
(2013年8月31日:西武ドーム)
オリックス 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
埼玉西武 0 0 0 0 1 0 0 1 x 2
[勝] ウィリアムス 1勝2敗3S
[S] サファテ 5勝1敗8S
[敗] 佐藤達 2勝2敗0S
ライオンズ先発の野上は調子自体は良かったと思いますが、肝心なところでフォアボールを出してしまい、それが響いてしまいました。5回表は1アウトから原拓にフォアボールを与え、伊藤の犠牲フライで先制を許します。同点に追いついてもらった直後の6回も、2アウト一塁からバルディリスにフォアボールを与え、ピンチを広げてしまったところで降板となりました。
しかし、2番手以降はよく投げてくれたと思います。その2アウト一二塁で登板した高橋が代打ロッティーノを見逃し三振に打ち取ると、7回は涌井が危なっかしいながらもゼロに抑え、8回はウィリアムスが、9回はサファテが三者凡退に抑えました。特にサファテは昨日の今日でしっかり結果を出せたのが大きい。
打線はあまり褒められない拙攻続きではありましたが、チャンスを潰しかけたあとに粘りを見せてくれました。5回裏は1アウト一二塁から渡辺がゲッツーに倒れたあと、栗山のタイムリーで同点に追いつきます。8回も先頭の栗山がフォアボールで歩いたあと、浅村のゲッツーでランナーがいなくなりましたが、そこから秋山、坂田、金子の3連打で勝ち越し点を挙げ、これが決勝点になりました。
ところで、7回に1アウト三塁フルカウントから、最後のボールを金子が見送ってフォアボール、でも三塁ランナー坂田が飛び出してタッチアウトという場面があり、そのときは坂田のサインミスかとも思っていたのですが、金子のヒーローインタビューや監督インタビューを聞く限りでは金子がスクイズのサインを見落としたみたいですね。すごい作戦だなと思わなくもありませんが、なんにせよ、その日のうちに取り返すことができて良かったと思います。