イーグルスの日本一から一夜明け、ちょっと落ち着いてきたので昨日の試合を振り返ってみたいと思います。
昨日も書いたとおり、9回の田中登板は愚策だと思います。
しかしその一方で、『あとひとつ』が流れる中、投球練習を繰り返す田中の姿に胸が熱くなったのも事実です。「無理させるんじゃねーよ仙一」とは思ったものの、やはりあの場面で投げる田中はカッコ良かった。
もちろん、選手の酷使は肯定しません。ましてや、今回の酷使は勝つための酷使ではありません。美しいストーリーを作るための酷使です。そんな、ある意味では自己満足のために選手に無理をさせるのが正しい行為であるわけがありません。
しかし、田中本人が美しく締めたいと望み、監督がそれを認めて投げさせたのであれば、もうそれはそれでいいんじゃないかという気もしています。プロの選手の判断に、我々素人がどうこう言うのは野暮なのかなーと。確かに愚策ではありましたが、その愚かさに田中が自ら乗り、観客があれだけ喜んだのであれば、必ずしも悪いことではないという気がしています。
でもなー、ペナントの優勝決定試合のとき、栗山か浅村がヒットを打って田中に土をつけていればこんな悩ましい事態にならなかったんだよなーw