2015/09/25(金)ジョン湿地王『水着処女+1』感想

2015/09/25 22:13

ジョン湿地王先生の4冊目の単行本、『水着処女+1』の感想を書きたいと思います。予定表では本日発売ということになっていますが、シルバーウィークが絡んだこともあってか、ずいぶんと早いうちから店頭には並んでいましたね。なお、感想文とはいえ露骨な表現も出てきますので、18歳未満の方、性表現をお好みでない方はそっとブラウザを閉じてください。

全9話の長編「水泳部カプリッチオ」がメインになっている本書は、ストーリー展開的に強引に行っているシーンもありますが、基本的にはラブエロというか、明るい雰囲気でのプレイが中心になっています。陵辱が苦手な方にも安心してお勧めできます。

また、ジョン湿地王先生といえばけしからんおっぱいが魅力であるわけですが、本書に登場する後輩の若葉ちゃん、陸上部部長のみどりは平坦であり、新しい層を開拓しようという試みも見せています。今までは「おっぱいが好きなら是非」という勧め方しかできなかったのですが、今回はもっと広い層にリーチすることができそうです。つーか、しっち先生、熱でもあったんですか?

素晴らしいのは、すべて(短編の「畳の上でランデヴー」を除く)のお話で水着着用のままでのプレイとなっていること。タイトル詐欺になっていません。細かいことを言うと、「どのくらい脱がすべきか」という激しい宗教戦争が起こる可能性もありますが、それは専門家の方々にお任せしたいと思います。私のような「競泳水着いいよねー」くらいのヌルい人間は、難しいことを考えずに楽しむことができました。

唯一苦言を呈するとするならば、せっかくハーレムルートにおあつらえ向きなストーリーなのに、そういう描写がなかったこと。もちろん、複数人プレイの描写はありましたが、そこには先生が入っていたり、陸上部部長が入っていたりで、メインの3人同士の組み合わせがなかったのは残念というほかありません。実にもったいなかった。まぁ、逆に言えばそこだけですね。

最後に重箱の隅をつつきましたが、今回も実に堪能させていただきました。表紙、裏表紙、帯のいずれかに惹かれたら、そのままレジに持っていって間違いありません。また、コアマガジンのサイトでサンプルも見られますので、迷っていらっしゃる方は是非。