2016/04/23(土)山本功児さん死去
2016/04/23 21:32
かつてマリーンズで監督を務められた山本功児さんが肝臓がんで亡くなったそうです。まだ64歳。あまりにも早すぎます。
元ロッテ監督の山本功児氏が死去 64歳肝臓がん - 野球 : 日刊スポーツ
十数年前の世紀をまたぐ前後は、日本シリーズでパ・リーグのチームが苦しんでいました。昔、人気のセ、実力のパと言われた時代もありましたし、ここ数年の交流戦や日本シリーズでもパ・リーグが圧倒しているのですが、少し前にはこんな時期もあったのです。
この時期のパヲタたち、特にインターネット、というか2ちゃんねるのプロ野球板に集うような層は、セ・リーグへのルサンチマンを隠さず、オールスターや日本シリーズで一つになることができました。この時期は本当に楽しかったです。
そして、その時期のマリーンズの監督が山本功児さんでした。私が一番熱心に野球を観ていた時期なので、このころの選手や監督さんのことを忘れることはないでしょう。私の中ではマリーンズの監督といえば山本功児なのです。
5年連続Bクラスと、チームの成績が芳しくなかったため、気むずかしい顔をしているシーンが多かったものの、勝ったときの心の底から嬉しそうな笑顔が印象的でした。また、数多くの迷言でも楽しませてもらいました。もちろん、ご本人は楽しませるつもりで発した言葉ではないのでしょうけれど。
私はマリーンズファンではないため、采配面での論評は差し控えますが、2005年の日本一の基礎を築いた監督さんであることは間違いないでしょう。特に、二軍コーチ時代に福浦を早い段階で野手転向させたのは見事な判断だったと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。空の上でマイ・ウェイを熱唱しつつ、支配下登録を目指す息子さんを応援していてください。