2019/11/11(月)足攻
【日本 vs オーストラリア プレミア12 スーパーラウンド】 (2019年11月11日/ZOZOマリンスタジアム) オーストラリア 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 日本 0 0 0 1 0 0 1 1 x 3 [勝] 甲斐野 1勝0敗0S [敗] 山崎 0勝0敗1S [敗] KENNEDY 0勝1敗0S [本塁打] 4回裏 鈴木 ソロ (RUZIC)
すげぇの一言です。
1点を追う7回裏、先頭の吉田がセンター前ヒットで出塁すると、代走の切り札の周東を投入します。続く浅村は三振に倒れますが、周東は盗塁に成功して1アウト二塁。松田が三振に倒れて2アウトになったあと、源田の3球目に周東が三盗に成功すると、次の球を源田がセーフティバント! 周東が生還して同点に追いつきました。まぁ、正直言ってあまりいいバントではなく、ピッチャーが落ち着いて一塁に投げていればアウトだったと思いますが、ランナーが目に入る位置に転がったからこそホームで勝負したわけで、ツキもありましたね。いずれにせよ、周東の足で1点をもぎ取ってしまいました。
ところで、Twitterで「セーフティスクイズ」がトレンドに上がっていましたが、セーフティスクイズとは三塁ランナーが投球と同時にスタートを切らない、三塁ランナーが安全なスクイズのことであって、セーフティバントによるスクイズのことではありません。映像を見ると周東のスタートも遅かったので、セーフティスクイズに当てはまるかもしれませんが、みんなそういう意味では使ってないよね。実際、スポーツ新聞の記事もそうですが、用語を分かっている人は今日のプレイのことをセーフティスクイズとは言っていないはずです。
ちなみに、「犠打になりようがないからスクイズですらない」という意見もありましたが、スクイズはスクイズでいいんじゃないですかね。公認野球規則上、スクイズプレイの定義は「三塁に走者がいる場合、バントによって走者を得点させようとするチームプレイを指す」となっているので、それが犠牲バントである必要はないと思います。
……何の話でしたっけ。
周東の足で同点に追いついた日本は8回、2アウト満塁から浅村が押し出しのフォアボールを選んで勝ち越すと、9回は山崎が危なげなく3人で抑えて逃げ切り。日本はスーパーラウンドの初戦を取って、オープニングラウンドからの引き継ぎも含めて2勝0敗となりました。