2004/08/26(木)アテネオリンピック反省会
2004/08/26 24:01
「金メダルを獲ってくる」と公言してアテネに向かった野球の日本代表チームですが、予選リーグこそ1位で通過したものの、準決勝でオーストラリアに敗れて銅メダルという結果に終わりました。そのオーストラリアとは予選、準決勝と2回対戦して2回とも敗れたのですから、ツキだの勢いだのという言い訳はできません。完全な力負けです。
多くの野球ファンにとって、今回の結果は「まさか!?」というものだったと思います。私もとても悔しく思い、敗れた準決勝の夜はあまりよく眠れませんでした。たかがスポーツの結果に大袈裟だとは思いますが……。
さて、そのときに色々と考えてみたのですが、今回のオリンピックで私が感じた悔しさは、様々な要因が絡み合うことによって生じているようです。
- 獲れると思っていた金メダルを獲れなかったこと
- 格下だと思っていたオーストラリアに2度も敗れたこと
- 「日本プロ野球はメジャーリーグに次ぐ実力である」と自信を持って言えなくなったこと
- 監督不在、人数制限つきの選手選考など、とてもベストとは言い難い体制で臨んで敗れたこと
最後の体制の問題を別にすれば、どれも「今まで本気で信じていたことを覆された」ということですから、落ち込んで当然と言えなくもありません。
しかし、大会後の選手たちの能天気なコメントを聞いていると *1 、真剣に落ち込んでいるのが馬鹿らしくなってきました。選手とファンの間にあるこの温度差は何なのでしょう。プロ野球界に暗いニュースが続いているために、ファンが悲観的になりすぎているだけならばいいのですが……。
*1:全員が全員能天気というわけではありませんでしたが。