2021/04/12(月)髙木大成『プロ野球チームの社員』

2021/04/12 21:52

髙木大成さんの『プロ野球チームの社員』を読みました。

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大成さんが球団職員になったのは引退後の2006年。ライオンズだけでなくパ・リーグ全体としても集客に苦しんでいた時代でした。とはいえ、それまで球団からの一方的な発信だったのを改めるべく、大成さんが「TAISEI LABORATORY」を立ち上げたときは(もともと大成ファンだった私のひいき目もありましたが)何かが変わると感じさせてくれたのを覚えています。

ここ2年はコロナ禍で思うように観客が入れられていませんが、2010年代後半は休日には常に満員になるほどに客足を伸ばしています。以前であれば、土日の客席に余裕のあるカード(精一杯配慮した表現)でアニメコラボデーを開催していましたが、今ではちょっと考えられません。もっとも、立地が立地だけあって、さすがに平日は空席が目立ちますが……。

大成さんのキャリアがキャリアなので、どうしてもライオンズ中心の話になっていますが、パ・リーグ全体の試みについても触れられているので、ライオンズファンだけでなく、パ・リーグのチームのファンであれば興味深く読むことができると思います。

ちなみに、私が手にしたのはサイン本です。もっとも、サイン本を汚したくないので、改めてKindleで買って読んだのですがw

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10時の販売開始のタイミングでライオンズストアオンラインに張り付いて何とか買えたのですが、そのあと、行動範囲の複数の書店でサイン本の販売を確認して複雑な気分になりました。これなら、オンラインのぶんは、もっと手に入りづらい地方の方々の手に渡るべきでしたね……。