2021/08/24(火)あと一本が出ず引き分け(vs 福岡ソフトバンク 第16回戦)

2021/08/24 22:32
【埼玉西武 vs 福岡ソフトバンク 第16回戦】
(2021年8月24日/メットライフドーム)

福岡ソフトバンク  0 0 0  0 0 1  0 3 0  4
埼玉西武      2 0 0  0 0 0  0 0 2  4

ライオンズ先発の高橋は立ち上がりは少しばらついている印象がありましたが、逆にそれが的を絞らせない方向に働いたようにも見えます。6回に1点を失いますが、この回3安打2四球で1点しか取られなかったあたりが相性の良さなのかもしれません。

打線は初回に相手守備の乱れで2点を先制したものの、そのあとは東浜の前にチャンスらしいチャンスがありませんでした。相変わらずいいピッチャーには手も足も出ない打線です。

高橋が6回で降板したあと、7回は増田が三者凡退に抑えますが、8回にギャレットがつかまり逆転を許しました。外野の守備の乱れもあったとはいえ、さすがにもう配置転換でいいんじゃないですかね。増田を繰り上げでもいいですし、森脇でもいいと思います。

さて、このままほとんど見所のないまま試合が終わるかと思われましたが、9回裏に粘りを見せてくれました。1アウトから呉のフォアボール、岸のツーベースでチャンスを作ると、川越が低めの難しい球を二遊間に転がしてショート内野安打で1点を返します。さらに外崎のサードゴロで岸が躊躇なくホームに突っ込んで同点。素晴らしい走塁だったと思います。

さらに源田がフォアボールで1アウト満塁となりましたが、森の浅めのセンターフライで川越がタッチアップしたもののストライク返球でタッチアウト。サヨナラ勝ちとはなりませんでした。ちょっともったいない走塁だったとは思いますが、次のバッターが山田で代打も残っていないこと、今年はずっと走塁を攻撃寄りに振っていて一貫していることを考えれば、責めるべきではない(というより、ほかに責めるべきことがある)かと。

勝ち続けなければいけない以上、ペナントレースの上ではあまり意味のない引き分けですが、若手が躍動したという意味では収穫のある9回の攻撃だったのではないでしょうか。