2021/10/19(火)さらば平成の怪物(vs 北海道日本ハム 第23回戦)

2021/10/19 22:47
【埼玉西武 vs 北海道日本ハム 第23回戦】
(2021年10月19日/メットライフドーム)

北海道日本ハム  0 0 1  0 3 0  0 0 2  6
埼玉西武     0 0 0  1 0 0  0 1 0  2

[勝] 生田目 1勝0敗0S
[敗] 高橋  11勝9敗0S

[本塁打]
  5回表 野村  6号 3ラン (高橋)
  8回裏 山川 22号 ソロ  (B・ロドリゲス)
  9回表 万波  5号 2ラン (ギャレット)

平成の怪物、松坂大輔が現役最後のマウンドに上りました。

15年前までと変わらぬルーティーン。15年前までと変わらぬワインドアップ。そして15年前からは想像できないほどのぎくしゃくしたフォームで5球を投げてフォアボール。ひとつストライクは取ったものの、それ以外はすっぽ抜けるような球で、球速も120キロに届かず、本当にホームまで投げるのが精一杯という状態だったのでしょう。試合前の「一球で仕留めてほしい」という言葉は、自虐ではなく本心だったのだと思います。

コロナさえなければ、去年のシーズンが3月に開幕してくれていれば、おそらくメットライフドームでローテーションピッチャーとして投げることができたのでしょう。松坂がメジャーに行く前の西武ドームは、マリーンズ戦あたりだと下手をするとビジターファンのほうが多いくらいの惨状だったので、今の熱いライオンズファンの姿を見せてあげたかったのですが……。コロナが本当に憎い。

それにしても、高校を卒業してからの3年間で45勝を挙げ、4年目の2002年に故障をしたものの、翌年は復活して16勝を挙げた松坂が、まさか日米通算200勝に届かずに引退することになるとは思いませんでした。怪我は本当に怖いです。

松坂投手、23年間お疲れ様でした。まずはゆっくりと体を休めてください。

試合については、こんな大事なゲームで勝てないようなチームに言うことは何もありません。