2005/10/22(土)珍事(はてなプロ野球’05)
ロッテ vs 阪神 日本シリーズ第1戦(千葉マリンスタジアム) 阪神 0 0 0 0 1 0 0 1 ロッテ 1 0 0 0 3 1 5x 10 [勝] 清水直 1勝0敗0S [敗] 井川 0勝1敗0S [本塁打] 1回裏 今江 1号 ソロ (井川) 6回裏 李 1号 ソロ (井川) 7回裏 里崎 1号 3ラン(橋本) 7回裏 ベニー 1号 2ラン(橋本)
マリーンズ先発は清水直。1回表、先頭の赤星がフォアボールで出塁。鳥谷が三振に倒れた後、シーツがレフト前ヒットで続き、1アウト一二塁で金本を迎えるという、いきなりのピンチが訪れました。しかし、ここはセンター前に抜けようかという当たりを、いい位置に守っていた西岡が捌いてダブルプレイ。これで一気に流れがマリーンズに行ったのかも知れません。
その裏、マリーンズは先頭の西岡が11球粘った末の三振。井川もこの疲れが出たわけではないでしょうが、今江の3球目に打ち頃の球が行ってしまいました。今江がこれを見逃すはずもなく、レフトスタンドに先制のホームランを叩き込みます。さらに福浦も三塁線を破るツーベースで続きますが、サブロー、里崎が倒れて追加点はなりませんでした。
2回以降は清水は完全に立ち直り、井川も悪いなりに我慢のピッチングを続けていきます。そして試合が動いたのは5回表。タイガースは桧山、矢野のヒットで1アウト一三塁のチャンスを作ると、藤本がレフトに犠牲フライを打ち上げて同点に追いつきました。けっこう浅い位置のフライだったので、刺さなければいけないんでしょうけど、まぁ、レフトはフランコだしなぁ……。
同点に追いつかれたマリーンズですが、その裏の攻撃にはシビれました。先頭の渡辺正がレフト前ヒットで出塁。そして続く西岡が一二塁間にプッシュバント! 打球は前進していたシーツの横を抜け、一塁カバーに入ろうとした藤本の逆を突く形になって内野安打になりました。そして先制ホームランを放っている今江がライトフェンス直撃のツーベースで1点を勝ち越し。福浦が倒れた後、4番サブローがレフトオーバーのツーベースで2点を追加し、この回3点目。試合の流れを掴みました。
6回には李、7回には里崎、ベニーのホームランで大差をつけたところで、濃霧のために試合が中断されました。30分ほど様子を見ましたが、霧が晴れるどころか、ますます視界が悪くなるような状況では試合続行は不可能。そのまま「濃霧コールド」という非常に珍しい形でマリーンズが初戦を白星で飾りました。
テレビで東尾も言っていましたが、タイガースには申し訳ないですけど、10-1というほぼ試合が決まったスコアで良かったなぁと思います。これが5回終了時の4-1というスコアだったらファンも選手も収まりがつかないですよ、きっと。