2008/09/25(木)あたし彼女
第3回日本ケータイ小説大賞を獲得し、その独特の文体、というか独特の文章フォーマットが話題を呼んでいる『あたし彼女』 *1 ですが、私もざっと読んでみました。
ストーリー自体は、ケータイ小説にありがちな、四六時中色恋のことばかり考えている、あまりお友達にはなりたくない登場人物たちが繰り広げるお話なのではっきり言ってどうでもいいんですが、その文章のあまりの奔放さに驚き、そしてその奔放さに無限の可能性を感じました。この衝撃は初めて『恋空』を読んだ時よりも大きなものです。
「小説」という言葉からイメージするものと比較すると、恋空はあまりに自由すぎました。作者の美嘉は1文を1行に収めるべく短文を書き連ね、「段落」という概念を放棄していました。これは普段いわゆる「小説」を読みなれている人間から見れば確かに衝撃的でしたが、「ケータイ小説」という枠の中で考えれば、それほど突飛なものでもないような気がします。
しかし、あたし彼女はさらにその上を行きました。句読点を排除し、「文章」という概念を放棄したのです。これは斬新です。気が向いた文節で文を区切って、次の行に文を移すことで文節同士の繋がりをぶった切り、自由な構文で物語を綴ることができるようになったのですから。
普通、日本語の単文の場合、主語は1つ、述語も1つです。複文であったとしても、それぞれの節に述語はやはり1つずつです。しかし、誰がそんなことを決めたのでしょうか。人間の思考の順番は、必ずしも文法に則ったものではありません。人間の内面を表現することと日本語の文法を守ること、一体どちらのほうが大事なのでしょうか。表現したいものがあり、その表現のために既存のルールが邪魔なのであれば、それをぶち壊すのも一つの作品のあり方だと思います。
みたいな
2008/09/24(水)M1最強伝説
【埼玉西武 vs 東北楽天 第24回戦】 (2008年9月24日:西武ドーム) 千葉ロッテ 0 0 0 7 0 1 0 1 0 9 埼玉西武 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 [勝] 久保 3勝7敗0S [敗] 涌井 9勝11敗0S [本塁打] 4回表 大松 24号 2ラン (涌井) 8回表 橋本 10号 ソロ (平野)
マジック1のチームがマリーンズに勝てるわけがありません。エース涌井が滅多打ちに遭い、1-9の完敗。バファローズも勝ったため、マジックは1のまま変わらずに、優勝決定は26日以降となりました。
2008/09/23(火)胴上げならず
【埼玉西武 vs 東北楽天 第23回戦】 (2008年9月23日:西武ドーム) 東北楽天 1 0 2 0 0 0 0 2 5 10 埼玉西武 0 1 0 0 0 0 1 5 0 7 [勝] 川岸 3勝3敗3S [敗] グラマン 3勝3敗31S [本塁打] 2回裏 中村 44号 ソロ (朝井) 3回表 フェルナンデス 15号 2ラン (平野) 8回表 セギノール 11号 2ラン (正津) 9回表 フェルナンデス 16号 満塁 (グラマン)
野球って難しいですね。
さて、今からみんなで飲んできます……。
2008/09/22(月)石井一がミスから崩れマジック減らせず
【埼玉西武 vs 東北楽天 第22回戦】 (2008年9月22日:西武ドーム) 東北楽天 0 1 0 0 0 2 2 0 1 6 埼玉西武 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 [勝] 岩隈 20勝3敗0S [敗] 石井一 11勝10敗0S [本塁打] 2回表 セギノール 10号 ソロ (石井一)
優勝のかかったゲームということで、仕事が終わったら西武ドームへ行こうと思っていたのですが、新宿駅到着時点でバファローズが4-1とリードしていたため、今日の優勝はなさそうと判断し球場観戦は取りやめました。旅行の疲れが抜けていませんしね。もっとも、まっすぐ家に帰らずにガッツリQMAってたんだけどな!
さて、試合のほうですが、今日の先発はライオンズが石井一、イーグルスが岩隈。予告先発を見た時点では相当苦しいと思ったのですが、石井一がなかなかの好投を見せ、中盤までは1-1の同点が続きました。
試合が動いたのは6回。1アウト後、フェルナンデスの何でもないファーストフライをブラゼルが落球。ここから石井一が一気に崩れて3連打を浴び2点を失いました。このプレイはもったいなかった。
結局、イーグルスは7、9回にも追加点を入れて逃げ切り。先発の岩隈は20勝目をマークしました。20勝ももちろん凄いのですが、ローテを守って防御率1点台、そして負けが3つしかついていないのも素晴らしいです。つーか今年の岩隈からどうやれば3つも勝てるのだ。
さて、大阪ではバファローズが勝ったのでマジックは2のまま。相変わらず優勝リーチ状態は続いているので、明日は西武ドームに観戦に行ってきます。
2008/09/21(日)2008-09-21
【福岡ソフトバンク vs 埼玉西武 第24回戦】 (2008年9月21日:福岡Yahoo! JAPANドーム) 埼玉西武 0 3 0 0 0 0 0 1 6 10 福岡ソフトバンク 0 0 0 1 0 0 1 0 3 5 [勝] 岸 12勝4敗0S [S] グラマン 3勝2敗31S [敗] ガトームソン 4勝7敗0S [本塁打] 2回表 江藤 7号 2ラン (ガトームソン) 9回表 中村 43号 満塁 (柳瀬)
打線の爆発もあってライオンズが連勝。今日はバファローズが敗れたため、マジックは2となりました。最短で明日22日にも優勝が決まります。
ただ、勝つことは勝ちましたが、10-2で9回裏を迎えながら最終的にはグラマンの救援を仰がなければいけない投手陣はいかがなものか。先発の岸は8回2失点と見事なピッチングでしたが、岡本篤は6人のバッター相手にアウト1つしか取れず、ワンポイントの星野もアウトを取れずに、5点差の1アウト満塁でグラマン登場。
グラマンは森本をファーストフライ、多村を三振に打ち取りピンチを脱しましたが、どう考えても岡本篤で終わりにしておかなければいけなかった試合です。抑えのグラマンはいつも完璧ですし、中継ぎの正津や小野寺はまずまず信頼できるのですが、それ以外のピッチャーの好不調の波が激しすぎます。クライマックスシリーズまでに立て直さないと、短期決戦では致命傷になりかねませんよ……。