2011/11/25(金)帆足FA宣言!
【西武】帆足FA行使明言「挑戦したい」 - プロ野球ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111125-868312.html
以前と違ってライオンズは宣言残留も認める方針ということで、まだ移籍が決まったわけではありませんが、資金力の豊富なホークスが参戦してくるのが確実なので厳しい交渉になりそうです。ただ、今年のライオンズは例年と違い、銭闘民族のG.G.佐藤が退団し、涌井もダウン提示で一発サイン。片岡もこの状況ではゴネないでしょう。また、不確定要素ではありますが、中島マネーも入ってきます。帆足に回すお金もある程度は確保できそうではあります。
FAは選手の権利ですから、本人が納得行くまで交渉してもらいたいと思いますが、以前「必要としてくれるところに行きたい」と言っていたので、必要としているライオンズに残ってくれることを願っています。だって、帆足がいなくなったら先発が足りなくなっちゃうんだよ!
……失礼、帆足がいても足りませんでした。
2011/11/24(木)ゴールデングラブ賞発表
ゴールデングラブ賞が発表になりました。
三井ゴールデン・グラブ賞|三井広報委員会
http://mgg.mitsuipr.com/mgg/
セ・リーグはあまり試合を観ていないのでノーコメントで。
パ・リーグのピッチャー田中はピッチング含めてってことですかね? それってベストナインと何が違うんだろう。ファンの贔屓目もありますが、守備だけなら涌井のほうが上だと思います。内野に関しては、サードはバルディリスと迷うところですが、肩を取るか総合力を取るかの問題なので、松田もありだとは思います。外野の岡田、坂口は文句なし。糸井なら陽や聖澤のほうが上のような気もしますが、このあたりは微妙な差かもしれません。来年以降は秋山に頑張って欲しいなぁ。ポカをなくせばリーグトップクラスになれる守備だと思いますので。
というわけでライオンズからは選出なしということになりました。残念ではありますが、あのザル守備陣では仕方がありません。
……え? パのショートは中島? またまたご冗談を。ちゃんと試合を観ている記者さんがそんな投票をするわけがないじゃないですか。
2011/11/23(水)西口1億円で更改
今日はライオンズのファン感謝デーだったんですよね。行けばよかったなぁ。
【西武】西口1億円!「納得のシーズン」 - 契約更改ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp1-20111123-867503.html
西口が4000万円増の1億円で更改。今年は他のピッチャーが悪すぎたという面もありますが、先発ピッチャーの中では一番の貢献度でしたし、もっともな評価だと思います。ただ、今までの傾向からすると西口さんは活躍しても上がらないことが多かったので、蓋を開けてみれば9000万くらいで止まるんじゃないかと思っていましたがw
本人も言っているように、200勝に向けては来年が勝負になるはずです。来年も今年のようなピッチングができれば、再来年の200勝達成が見えてきますが、逆に来年駄目なようだと年齢的に再浮上は厳しくなるでしょう。いい結果が残せるよう、万全の状態で来シーズンを迎えて欲しいと思います。ずっとライオンズを支えてくれた功労者だけに、なんとしても記録を達成してもらいたいですしね。
2011/11/22(火)中島ポスティングでメジャーへ
ライオンズ球団が、中島のポスティングシステムによる移籍を認めました。
【西武】中島米挑戦「自信はあります」 - プロ野球ニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111122-867065.html
私はメジャーリーグにはほとんど興味がなく、彼らのことは人さらい集団くらいにしか思っていないので複雑な気分ではありますが、せっかく挑戦するのですからいい結果を残せるように頑張ってきてください。あと、少しでも高い額で入札されてくれると嬉しいですw まぁ、あの守備だとメジャーの評価は微妙かもしれませんが……。
中島がいなくなると、来年のショートは浅村になるんでしょう。今年あれだけ守備位置をたらい回しにされた挙げ句、結局ショートの経験を積めていないのがちょっと心配ではありますが、今年の適応力を見る限りは問題ないと思います。今年は開幕直後と終盤戦は大活躍でしたが、シーズン中盤の落ち込み方が激しかったので、来年は一年通して活躍できるように頑張ってください。
2011/11/21(月)映画『マネーボール』感想
先週の日曜日、映画『マネーボール』を観てきました。日本シリーズに夢中で書きそびれていましたが、ようやく落ち着いたので感想を書いてみたいと思います。以下ネタバレ注意。
原作は「セイバーメトリクスを用い、いかに少ない資金で球団運営を行うか」を実話をもとにまとめた一種のビジネス書でしたが、映画ではそれを別の切り口から攻めてきました。それは「セイバーメトリクスという新しい手法で、旧来の手法に対抗する戦い」を描いたノンフィクションとしての一面です。
資金力に乏しいアスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンは、「打率より出塁率を重視する」「盗塁や送りバントは無意味な戦術である」など、従来の常識を覆す評価尺度を用い、少ない資金でより効率的なチームを作ろうとします。当然、その課程では幾多の障害がありますが、それを乗り越えていって最後にはアメリカンリーグ新記録となる20連勝を達成。こうして文字に起こしてしまうとよくあるサクセスストーリーなんですが、実際に映像で観るとやはり胸がすく思いがしました。
ただ、この映画にも一つ欠点があります。それは皮肉にも「ノンフィクションであること」です。
アスレチックスはビリー・ビーンの改革により目覚ましい成績を残しましたが、リーグ優勝、ワールドチャンピオンには手が届いていません。映画とはいえあまり派手な嘘をつけないため、20連勝をクライマックスに持ってきましたが、結局、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な微妙なまとめ方をせざるを得ませんでした。
また、映画化が少し遅すぎたという感もあります。原作の日本語訳が出版されたのは2004年。このころはアスレチックスの専売特許だった手法も、現在では多くのチームに採用されるようになり、もともと資金力のないアスレチックスはかなり苦しい戦いを強いられ、2006年を最後に地区優勝から遠ざかっています。「俺たちの戦いはこれからだ!」と言われても、「いや、お前ら勝ててねーじゃん!」と感じてしまうのです。
とはいえ、それを差し引いても魅力的なストーリーであることには変わりがありません。ストーリーのクライマックスである20連勝を決めたのは、マネーボールの象徴とも言える選手であるハッテバーグのサヨナラホームラン。この場面は結果が分かっていてもゾクゾク来ました。
野球に限らず、スポーツの世界には勝者と敗者がいて、その結果には歴然とした差があります。しかし、その結果は未来永劫続くものではありません。この映画でも、敗者の側だったアスレチックスの面々が、マネーボールという別の尺度を持ち込むことによって輝き始め、勝者の立場をもぎ取りました。この逆転劇はスポーツの魅力の一つでしょう。このようなことが起こるからこそ、ビリー・ビーンが言うように「人は野球に夢を見る」のだと思います。