2004/09/22(水)日本ハムとロッテのプレーオフ進出確率(はてなプロ野球’04)
ストの代替試合を行うのか行わないのか、今のところはっきりと確定はしていませんが、チームによってやりたいところとやりたくないところがあると思います。
まず首位のホークス。ここは間違いなくやりたいでしょう。代替試合で復活するのは本拠地福岡でのライオンズ戦2試合です。この2試合の結果次第では、ライオンズに5ゲーム以上の差をつけ、プレーオフでのアドバンテージを獲得できるかもしれません。また、たとえここで連敗したとしても、ホークスが2位に転落することはありません。代替試合で失うものは何もないのです。
続いて2位のライオンズ。こちらは逆に代替試合をやりたくないと思います。首位浮上の可能性はゼロなのに、5ゲーム差をつけられる危険性はあるという、ハイリスクノーリターンなホークス戦2試合が復活することになりますから。個人成績のかかっている選手は別でしょうが、チームとしてのメリットは何もありません。
それでは、熾烈な3位争いを繰り広げているファイターズとマリーンズはどうでしょうか。ちょっと計算してみましょう。
Wins Fighters (A) Marines (B) Fs > M (C) --------------------------------------------------- 69 4-0 ( 6.25%) 4- ( 0%) 6.250% 68 3-1 (25.00%) 3- ( 0%) 25.000% 67 2-2 (37.50%) 2- ( 25%) 28.125% 66 1-3 (25.00%) 1- ( 75%) 6.250% 65 0-4 ( 6.25%) 0- (100%) 0.000% --------------------------------------------------- Fighters > Marines 65.625%
Aは代替試合を開催すると仮定した場合にファイターズがその勝ち数に到達する確率、Bはマリーンズがその勝ち数以上の勝ち星を上げる確率です *1 。両チームとも勝率5割近辺なので、単純化のため試合に勝つ確率を50%、負ける確率を50%として計算しました *2 。
勝ち星が並んだ場合は引き分けの多いマリーンズが上位に来ますので、ファイターズとしてはマリーンズの勝ち数を上回らなければいけません。ファイターズがある勝ち数に到達し、その時の勝ち数がマリーンズの勝ち数を上回る確率はA×(100%-B)となりますので、その値を全ての勝ち数について合計するとファイターズのプレーオフ進出確率が求められます。
計算結果は65.625%。代替試合がない場合は75%ですから *3 、10%ほど下がってしまうことになりますね。
以上の結果により、マリーンズは代替試合があった方が望ましい……とも言い切れません。なぜなら、復活するのはマリーンズが大の苦手としているブルーウェーブ戦ですから。対戦カードの相性まで考慮した計算を行えば、今回の結果よりはファイターズに有利な数字が出ると思います。面倒なので私はやりませんけど。