2007/06/30(土)2007-06-30
【巨人 vs 西武 第4回戦】 (2007年6月24日:東京ドーム) 西武 0 0 1 1 0 0 0 0 2 4 巨人 0 0 0 0 1 0 0 0 2 3 [勝] 西口 7勝6敗0S [S] 小野寺 1勝2敗13S [敗] 内海 7勝3敗0S [本塁打] 3回表 中島 7号 ソロ (内海) 9回表 高山 1号 2ラン (林) 9回裏 阿部 16号 ソロ (小野寺)
交流戦の最終戦。実は徹カラの後だったりしたんですが、仮眠を取って友人たちと東京ドームに行ってきました。
ライオンズの先発は西口。西口は東京ドームと徹底的に相性が悪く、10年以上勝ち星がない状態でした*1。
その西口は初回、先頭の高橋由にツーベースを打たれ、いきなりノーアウト二塁のピンチを招きます。続く谷があっさり送って1アウト三塁。しかし、この後小笠原をピッチャーライナー、阿部を三振に打ち取り、ピンチを凌ぎます。試合開始前は「東京ドームで西口だから負けに決まっている」と思っていましたが、これで「今日は行けるのかなぁ」という感じがしてきました。
2回表にはG.G.佐藤が今シーズン10個目のデッドボールを受けました。盛り上がる私たち。ラロッカが独走しているので話題にはなりませんが、実はG.G.のデッドボールのペースも相当なものです。
先制したのはライオンズ。3回表、中島のホームランが飛び出し1-0。さらに4回表、和田、江藤の連続ツーベースで1点を追加し2-0としました。
西口がこの日最大のピンチを迎えたのは5回裏。フォアボール2つが絡んで1アウト満塁とされ、谷のタイムリーで1点を返され2-1。なおも満塁のチャンスが続くところでバッターは小笠原。絶体絶命のピンチでしたが、打球はショーとほぼ正面に飛んでダブルプレイ。なんとかピンチを凌ぎました。
7回表のライオンズの攻撃で、西口に代打が出されてお役御免となりましたが、この采配は疑問です。あの時点で西口は95球。確かにここ数年の西口はスタミナに不安がありますが、現状の中継ぎ陣はそれ以上に不安でしょうに。まぁ、結果的には7回、8回を抑えられましたが、そうそう上手く行くとは思えないんだよなぁ……。
静かになりかけた試合が大きく動き始めたのは最終回でした。9回表、2アウトから代打上本がフォアボールを選び、トップに返って佐藤というところでライオンズは代打栗山を起用します。これに応じて、ジャイアンツはサウスポーの林にスイッチし、ライオンズは代打の代打高山を起用。この代打策が見事にハマって駄目押しの2ラン! これで決まった!
……と思ったんですけどね。
9回裏、おなじみの小野寺劇場が開演されました。まずは先頭の阿部にレフトポール際に運ばれ4-2。ホリンズ、李を打ち取って2アウトまでこぎつけますが、木村拓、二岡の連続ツーベースでさらに1点を返され4-3。そして迎えるバッターは代打矢野! 盛り上がるライトスタンド、そして頭を抱えるレフトスタンド。結局、矢野はセンターフライに倒れて事なきを得ましたが、あの時は同点、逆転を覚悟していました。それぐらい雰囲気がありました。本当にいい選手になりましたね。
さて、これで西口はなんと11年ぶりとなる東京ドームでの勝利ということです。ファイターズが北海道に移転してから、そもそも東京ドームでの登板機会自体が少なくなっていますが、これからはもう「東京ドームだから」といって回避する必要もないんじゃないでしょうか。そのぐらいいいピッチングでした。
*1:相性が悪いので、最初から登板を避けていたためでもありますが。