ねことくまとへび

私はCSで野球を観るものの、地上波を見ることはほとんどありません。ましてやドラマなんて。

振り返ってみると、私が継続的に見ていたTVドラマは『王様のレストラン』が最後です。もう13年も前のドラマです。干支が一回りしています。赤ちゃんが小学校を卒業しています。

そんな私がとてもとても楽しみにしていたドラマが始まりました。あの2500万人が涙したという『恋空』です。

……俺はどこまでマゾなんだ。

さて、今日は第1回の放送だったのですが、なんというか、実に素晴らしいドラマですね。監督や脚本家の必死の努力のあとと、その努力がほとんど実を結んでいないという物悲しさを存分に味わうことができます。小説本編ではあまり詳しく語られていない、美嘉の家族も頻繁に登場し、ドラマオリジナルのシーンも多く見られましたが、美嘉、ヒロやその友人たちのキャラが強力すぎて原作の流れや雰囲気を変えることまではできていません。瓶いっぱいの黒い絵の具にいくら白を足しても、それは絶対に白にはなりませんからね。

というわけで、原作の小説を読んだ方にはお勧めのドラマです。恋空バトン経験者は来週以降、ぜひどうぞ。また、原作を未読の方はサイト *1 でご一読の上、次回の放送をお待ちください。