ねことくまとへび

中島との独占交渉権を獲得したのはヤンキースでした。

ヤ軍監督、中島は「遊撃以外でも」 - ＭＬＢニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20111208-874125.html

入札額は250万ドルだそうで、日本円にすると1億8750万円になります。くそう、円高め……。

金額面の話は置いておくとして、この入札はメジャー移籍希望者に現実を見せつけるものだったのではないでしょうか。

去年の岩隈は相手球団側がちょっとアレでしたが、今回の中島はヤンキースに必要とされて落札されました。しかし「主力として」必要とされているわけではありません。ポスティングを希望している選手は、このような扱いを受ける可能性があることを本当に想定しているのでしょうか。

中島がジーターやAロッドを押しのけて出場することができないとは言い切れませんが、相手の実績を考えるとそれはかなり厳しいと思います。一年でも早くメジャーへと急いだ結果、それ以上の回り道をする可能性が出てきたわけです。

もちろん、マイナーでプレイしたり、バックアップ要員であってもメジャーの試合に出場することがプラスにならないわけではありません。それに、先ほども書いたように、厳しい競争を勝ち抜いてレギュラーを奪い取る可能性がないわけではありません。そもそも、決断するのは中島ですしね。

でも、ファンから言わせてもらえば、贔屓球団のクリーンアップを2億弱で持っていかれた挙げ句、目的がバックアップ要員だったりするとちょっとやるせないです……。