2012/05/12(土)観客を最後まで帰らせない投手陣
2012/05/12 20:27
【北海道日本ハム vs 埼玉西武 第7回戦】 (2012年5月12日:函館市千代台公園野球場) 埼玉西武 4 5 0 0 0 0 0 0 0 9 北海道日本ハム 1 0 0 0 0 0 2 2 3 8 [勝] 石井 3勝0敗0S [敗] 斎藤 4勝2敗0S [本塁打] 7回裏 大野 1号 ソロ (石井) 7回裏 岩舘 2号 ソロ (石井)
勝つには勝ちましたが、今後に不安の残る試合でした。
ライオンズは初回、ヘルマンの2点タイムリー、大崎の2点タイムリーで、合わせて4点を先制。その裏に石井がワイルドピッチで1点を失うものの、2回には糸井のタイムリーエラーと秋山の満塁走者一掃のタイムリースリーベース、ランダウンプレイ時の斎藤の悪送球でさらに5点を追加し、この時点で9-1と8点をリードします。初回の失点のあとは石井も安定したピッチングを続けていましたし、もうこれは決まっただろうと思ったのですが……。
7回に二者連続ホームランで2点を失い、2アウトから小谷野をヒットで出塁させたところで石井は降板。先ほども書いたように、石井はいいピッチングでしたし、きっちりと試合を作ってくれました。また、石井の後を受けた松永も田中をショートフライに打ち取り、追加点を許しません。ここまでは良かった。
3番手の野上は中田、稲葉に連打を浴びてノーアウト二三塁とピンチを招くと、陽の内野ゴロの間に1点を失います。代わったウィリアムスも大野にタイムリーを浴びて9-5。雲行きが怪しくなってきました。
9回には涌井がマウンドに登りますが、小谷野ツーベース、田中フォアボールでノーアウト一二塁となったあと、中田のタイムリー、稲葉のタイムリーツーベースであっという間に2点差とされます。陽をセンターフライに打ち取りますが、ホフパワーを歩かせて1アウト満塁とすると、スレッジのセンター前タイムリーでついに1点差。一打さよならのピンチとなりましたが、代打今浪、糸井を打ち取ってゲームセット。1点差で何とか逃げ切り。ライオンズのリリーフ陣を考えれば、8点差はセーフティリードなどではないということを痛感したゲームでした。