2014/04/01(火)新サービスの運用を開始しました
2014年4月1日、Thunder Clawの新サービス「汝は俺達なりや?」を公開しました。
概要
あるプロ野球チームでのお話です。
「俺達」と呼ばれるピッチャーが一軍に紛れ込み、投手陣の貴重な白星を消してしまうという事件が多発するようになりました。
白星が減ってはオフに銭闘することもできません。これは一大事です。そこで投手陣はミーティングで話し合い、一日に一人、俺達だと思う選手を二軍送りにすることにしました。
果たして投手陣はチームを守ることができるのでしょうか? それとも、俺達に燃やし尽くされてしまうのでしょうか? 勝敗を決するのは、あなたの知恵と話術です。
役割
このゲームに参加するプレイヤーは以下のいずれかの役割を演じることになります。
投手
特殊能力はありません。俺達を全員二軍送りにすることが勝利条件です。
俺達
一日に一人、投手の白星を消して二軍送りにすることができます。投手の残り人数を俺達の残り人数未満にすることが勝利条件です。なお、俺達は自分以外の誰が俺達であるかを知っています。
兼任コーチ
試合の際、指定した選手が投手であるか、俺達であるかを見抜くことができます。投手に含まれ、勝利条件は投手と同一です。
ベテラン
試合やミーティングで二軍送りになった選手が投手であるか、俺達であるかを知ることができます。投手に含まれ、勝利条件は投手と同一です。
クローザー
指定した投手の白星を守ることができます。ただし、自分自身の白星を守ることはできません。投手に含まれ、勝利条件は投手と同一です。
僕達
投手でありながら俺達を崇拝する投手です。特殊能力はありません。俺達が有利になるように行動してください。投手としてカウントされるものの、勝利条件は俺達に準じます。
遊び方
このゲームは非電源ゲームをもとにした対人ゲームです。インターネットの向こう側のプレイヤーと遊びます。なお、プレイヤーの人数が少ない場合は、当システム自慢のAIがお相手いたします。
まず、トップページからログインしてください。プレイヤー名を入力するだけで、アカウントの作成は不要です。ログインするとランダムで役割が割り振られます。勝利条件を満たせるよう頑張りましょう!
ゲームは「試合」と「ミーティング」を交互に繰り返すことで進行していきます。
試合
俺達のプレイヤーは、誰の白星を消すかをラジオボタンで選択します。クローザーのプレイヤーは、誰の白星を守るかをラジオボタンで選択します。
兼任コーチのプレイヤーは、どのプレイヤーの正体を見抜きたいかをラジオボタンで選択します。そのとき、即座に結果を知ることができます。
きくちさんは俺達ではありません。
そのほかのプレイヤーにできることはありません。天に祈りましょう。
ミーティング
先程の試合で俺達に勝ち星を消された人が公表されます。
にしぐちさんの勝ち星が消えてしまいました。
該当プレイヤーは残念ながら二軍送りとなり、ゲームから除外されます。このとき、ベテランのプレイヤーは、二軍送りになったプレイヤーが俺達であるかそうでないかを知ることができます。
にしぐちさんは俺達ではありませんでした。
さて、ここからはチャットタイムです。俺達を排除するために議論してください(あるいは、議論を混乱させてください)。
このとき、自分の正体を明かしたり、偽ったりすることは特に禁じられていません(もちろん、信じてもらえるかは別の話です)。勝利のためにあなたの話術を駆使してください。
きし:早いところ俺達を排除して安心したいところですね まきた:そういえば、俺達って「お」で始まる名前が多いらしいですよ おかもとあつ:嫌だなぁ、僕が俺達なわけないじゃないですか おおいし:そうですよねぇ
指定された時間が過ぎると、投票タイムに移ります。ラジオボタンで投票するプレイヤーを選択してください。最多得票者が二軍落ちとなります。このとき、誰が誰に投票したかはすべてオープンにされます。
きし:おかもとあつさんに投票 まきた:おかもとあつさんに投票 きくち:おかもとあつさんに投票 おかもとあつ:きくちさんに投票 おおいし:きくちさんに投票 投票の結果、おかもとあつさんが二軍落ちとなりました。
以降、投手陣、もしくは俺達が勝利条件を満たすまで試合とミーティングを繰り返します。
技術面
Python3.3 + Django1.6 + PostgreSQL + textsearch_jaで構築しています。Thunder Clawの過去作品はすべてDjango1.5以前でPython2.7だったのですが、今回はPython3に正式対応したDjango1.6を使用し、Python3で構築してみました。
今回特に力を入れたのはAIの思考ルーチンです。AIはプレイヤーの発した言葉を解析し、それにふさわしい言葉を返します。また、AIが俺達の場合、プレイヤーを欺くための言葉すら発します。
もちろん、プログラム的にAIがプレイヤーの役割を知ることもできるわけですが、そんな卑怯な真似は一切しておりません。プレイヤー同士の駆け引き同様、AIとの駆け引きもお楽しみいただけると自負しております。
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