ねことくまとへび

【東北楽天 vs 埼玉西武 第5回戦】
（2020年07月19日／楽天生命パーク宮城）

埼玉西武  0 2 3  0 0 0  0 0 0  5
東北楽天  1 0 1  0 0 1  6 0 X  9

[勝] ブセニッツ 1勝0敗0Ｓ
[敗] 平井　　　 2勝1敗0Ｓ

[本塁打]
  1回裏 ロメロ  5号 ソロ　 （榎田）
  3回表 山川　  9号 ３ラン （岸）
  6回裏 浅村　 11号 ソロ　 （榎田）
  7回裏 内田　  2号 満塁　 （平良）

今シーズン初登板となった榎田は5回0/3を3失点という結果でしたが、数字ほど悪い印象は受けませんでした。球審の笠原は高めが広い代わりに低めが厳しいので、榎田のようなインコースの出し入れで勝負するピッチャーとは相性が悪すぎるんですよね……。

打線はイーグルス先発の名前も書きたくない人から3回途中までに5点を奪い、今日は美味い酒が飲めるかと思ったのですが、リリーフ陣が誤算でした。まぁ、誤算というより采配ミスだと思うのですが。

ベンチとしては昨日ギャレットがイニングをまたいでいるので、平井で7回まで行って8回平良、9回増田という計算だったと思います。平井は6回をどうにか抑えたものの、内田にデッドボールを与えたり、自らの好フィールディングでゲッツーになったものの藤田の打球もヒット性の当たりで、本調子とはほど遠いピッチングでした。

7回も続投した平井は連続フォアボールのあと、送りバントの処理で三塁で勝負してフィルダースチョイス。満塁のピンチを招いて平良に交代します。平良はロメロを三振に切って取りますが、浅村のタイムリーで同点とされると、島内のヒットで再び満塁となったあと、内田に一発を浴びて試合をひっくり返されました。

平井や平良が打たれたことについて、本人たちを責める気はまったくありません。特に平良なんて今シーズン初めて打たれたヒットが浅村のタイムリーだったわけですし。ただ、6回のピッチングを見て、それでも7回に平井を行かせた判断はちょっと理解できません。

宮川は3連投になるので避けるとしても、伊藤や森脇という選択肢はなかったのかなと思います（最初から準備させていなかったのかもしれませんが）。7回を任せてみて、ピンチになったら平良に早めにスイッチという、昨日のギャレットのような起用をしなかったのはなぜでしょう。

ライオンズは投手陣の駒が足りませんし、その駒自体の能力が他チームより劣っていることは重々承知していますが、せめてその駒を最大限に活かすような采配を振るって欲しいと思います。