2004/08/29(日)続・駄目人間たちの首位攻防戦観戦記(はてなプロ野球’04)
【西武 vs ダイエー 第24回戦】 (2004年8月29日:西武ドーム) ダイエー 0 0 4 0 0 0 0 1 3 8 西武 0 2 0 0 0 1 1 0 1 5 [勝] 佐藤 1勝1敗0S [S] 三瀬 3勝2敗23S [敗] 星野 3勝3敗0S [本塁打] 7回裏 中島 25号 ソロ (佐藤) 9回裏 赤田 9号 ソロ (三瀬)
ホークスとの首位攻防3連戦の最終戦。今日も西武ドームで観戦してきました。ライオンズが勝てばホークスと0.5ゲーム差に詰め寄ることができる大事な一戦です。当然ファンも気合充分で球場に乗り込みました。
【Y】「行きがけに下級生2をゲットしてきた」
【俺】「……本っ当に祭りが大好きだな、お前は」
【S】「あのー、入場のときに荷物検査されるってことを忘れたんですか?」
【Y】「!!!!!」
まぁ、店の袋を開けてその中まで調べたりはしないので、おそらくは大丈夫だと思いますけど……って、俺ら緊張感なさすぎですよ!
さて、昨日の試合でデッドボールを受けて途中交代した和田ですが、今日も3番レフトでスタメンに名を連ねています。大事に至らなかったようで安心しました。一方、ホークスのオーダーを見てみると、昨日までベンチスタートだった城島がスタメンに復帰しています。こわいよーこわいよー。
【S】「100打点クインテット(今はまだ達成候補。現時点で松中103、ズレータ91、城島84、バルデス74、井口73)が揃い踏みですよ。怖いなぁ」
【俺】「よし、こっちも100三振カルテット(こちらもまだ達成候補。現時点でフェルナンデス109、中島97、細川92、赤田78)で対抗だ!」
【Y】「……やめれ」
そんな客席の阿呆な会話をよそに、試合は今日もライオンズが先行しました。2回裏、カブレラ、フェルナンデス、貝塚、中島の4連打で2点を先制。さらにノーアウト一二塁とチャンスは続きましたが、二塁ランナー貝塚が飛び出して刺されたり、細川が珍しくバットに当てたと思ったらゲッツーになったりで、この回をビッグイニングにすることができませんでした。
これで流れがホークスに傾いたのでしょう。3回表、ライオンズ先発の山崎が連打を浴び、一挙に4点を失って逆転を許します。ここでライオンズベンチは山崎を諦めて森を投入しました。
【俺】「レフト側のスタンドが盛り上がってるよ……」
【S】「『ピッチャーカラスコ!』と同じような感覚なんでしょうね」
【Y】「かつてのホールド王がそんな扱いかよ……」
正直言って、森が出てきた時点で2イニングを1、2失点くらいは覚悟していたのですが、2回1/3を1安打無失点に抑える好投を見せてくれました。森のあとを受けた長田も、ホークス打線にヒットを許さない完璧なリリーフで続きます。その間に打線も奮起し、カブレラのタイムリー、中島のホームランで同点に追いつきました。
【Y】「今日は珍しく粘り強いねぇ」
【俺】「ライオンズの攻撃とは思えないな」
【S】「……あなたたちは本当にライオンズファンなんですか?」
試合の流れを掴んだかに見えたライオンズですが、8回途中から登板した星野が誤算でした。バルデス、宮地、川崎の左バッター3人に相次いでヒットを打たれ、勝ち越しを許してしまいます。最近の星野は制球が定まらず、ストライクを取りにいく球を痛打されているように見えますね。やはり疲れが溜まっているのでしょうか。
さて、普段であれば「もう終わりだ」と思ってしまうような試合展開ですが、今日のライオンズ打線はいつもと一味違いました。8回裏、この回から登板したホークスのクローザー三瀬を攻め立て、2アウト満塁の大チャンスを作ります。ここで代打に起用されたのは、昨日の陰のヒーロー中村!
【俺】「昨日みたいな押し出しデッドボールを狙った采配かな?」
【Y】「中村は的が大きいから、体に当たりやすいだろうしな」
【S】「……あなたたちは本当にライオンズファンなんですか?」
一打同点、逆転という大きなチャンスでしたが、結局中村は三振に倒れて得点を上げることができませんでした。チャンスのあとにはピンチありとはよく言ったもので、9回表に大沼が致命的な3点を失いジ・エンド。今回の首位攻防3連戦は1勝2敗の負け越しという結果に終わりました。
さて、今日の結果によって、首位ホークスとのゲーム差は2.5まで開いています。残り試合数は既に20を切っていますから、これはもう「大差」と思うべきでしょう。直接対決も残りわずかに3試合ですし、下位チームからの取りこぼしが許されない崖っぷち……っていうか、そろそろホークスにレギュラーシーズン1位通過のマジックが点灯しちゃいますか?