ねことくまとへび

世間では有明漫画祭りのようですね。紅玉賢者見習いの私には縁のないイベントですが、参戦される方々のご健闘をお祈りします。って、残りは明日あと一日だけですから、遅すぎましたかね。

で、私は私で友人たちとCSSについて熱く語り合ってきました。真面目すぎる！

友人の中の一人に、まったく見えないわけではないものの、ディスプレイの文字が読めないくらい視力の弱い人がいて、彼はWebを「見る」のではなく、音声ブラウザによる読み上げで「聞いて」います。障害があるというと生真面目な人であるというイメージ、先入観がある人もいらっしゃると思いますが、彼はそんなステレオタイプに当てはまらない非常に残念な人間で、どこに出しても恥ずかしくないくらいの声優ヲタです。

その彼が言うには、「メーカーによるブラウザへの聴覚スタイルシートの実装と、Web製作者による聴覚スタイルシートに配慮したページデザインの普及が遅れているのは大問題」とのことでした。確かに、CSSの仕様上は聴覚メディアに関する指定ができるようになってはいますが、現実問題としてブラウザの実装がそこまで追いついていませんし、そもそもページの製作者側では音声のことをほとんど意識していません。

ブラウザの実装側の話はわれわれではどうしようもありませんが、Web製作の問題はわれわれで解決できるかもしれません。現在のCSSの仕様でできることを確認してみましょう。

まず、CSSにはvoice-familyというプロパティがあり、そこでmale、female、childを指定すれば、それぞれ男性の声、女性の声、子供の声で読み上げることができます。また、ボイス名を直接指定することで、そのボイスがインストールさえれていれば、その声で読み上げることもできます。

<p class="tacos">「割れ目がこすれて気持ちいいじょ」</p>

p.tacos {
    voice-family: "釘宮理恵", female
}

インストールされていれば釘宮ヴォイスで、されていなければ女性の声で読み上げられます。完璧だ！

……と思ったのですが、ちょっと待ってください。次の例を見てください。

<p class="shana">「うるさいうるさいうるさい！」</p>

p.shana {
    voice-family: "釘宮理恵", female
}

CSS上は問題のない指定です。しかし、タコスと同じ読み上げ方をするというのはちょっと違和感がありませんか？　困りました。

既存の聴覚スタイルシートにはspeech-rate、pitchなどのプロパティがあり、読み上げの速さや高さを指定することはできます。しかし、きめ細かすぎて「こんな感じ」という直感的な指定をするのは難しいです。

周波数や1分間の単語数の指定ではなく、「元気っ娘ぽい声」「ツンデレっぽい声」「アホの子っぽい声」という漠然とした指定ができればいいんですけどね。そのためのプロパティの導入、もしくは既存のプロパティに対する拡張が望まれます。

……俺たちはW3Cに謝るべきだと思った。

同業者ではないはず人のブログでデスマデスマ連呼されていてびっくりしたのですが、よく見てみたらデススマでした。紛らわしいなぁ、もう。

そんな感じで現在のプロジェクトはデスマになる前に収束しそうな感じです。もっとも、この後の工程で火を噴くのは間違いないんですけどね。ただ、前工程で大火事だったのをある程度鎮めたので、感謝されこそすれ恨まれる筋合いはない、と思っています。

しかしこのご時世、本当に仕事が取れないですね。下手すりゃ来月から社内ニートかもしれません。

なんか熱っぽいと思ったら39.5度もありました。これで「熱っぽい」としか感じない俺はそろそろ本格的にやばいんじゃないかという気もしますが、とりあえずはおとなしく寝ておくことにします。

飲んで帰ってきたらこんな時間になってしまいました。よく考えたら今日はまだ水曜日じゃないですか。

頭がガンガンするので今日はこんなところで。

【千葉ロッテ vs 埼玉西武 第13回戦】
（2009年8月11日：千葉マリンスタジアム）
　
埼玉西武　  0 0 1  0 0 0  0 0 0  1
千葉ロッテ  0 0 0  0 0 0  0 0 0  0
　
[勝] 涌井　 13勝4敗0Ｓ
[敗] 小林宏 2勝10敗0Ｓ
　
[本塁打]
  3回表 栗山  9号 ソロ （小林宏）

赤田が一軍に帰ってきました。一緒にベイリスも上がってくるかと思ったのですがまだのようですね。

その赤田は打つほうは3の0でしたが、守備で涌井を助けました。4回表、ノーアウト二塁で大松の当たりを俊足を飛ばしてナイスキャッチ。抜けてたら同点でしたから、非常に大きいプレイでした。

それにしてもいい試合でした。野球はこういう投手戦が一番面白いと思います。というか小林宏はこんなピッチングができるのになんでまだ2勝しかしていないのだ。