2004/10/22(金)続々・駄目人間たちの日本シリーズ観戦記(はてなプロ野球’04)
【西武 vs 中日 日本シリーズ第5戦】 (2004年10月22日:西武ドーム) 中日 0 0 1 2 0 0 0 0 3 6 西武 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 [勝] 川上 1勝1敗0S [敗] 西口 0勝1敗0S [本塁打] 9回表 立浪 2号 2ラン (小野寺) 9回表 アレックス 2号 ソロ (小野寺)
勝ったほうが王手をかけるという第5戦、なんとか休みを確保した友人たちと球場で観戦してきました。
今日の先発はドラゴンズが川上、ライオンズが西口。川上は第1戦で好投しながら負け投手になっており、雪辱を期するマウンド。一方の西口は、前の試合 *1 で内転筋痛により緊急降板して以来、およそ1ヶ月ぶりの登板となります。
さて、その西口ですが、今回の登板に向けてこんなことを言っています。
西口は「もう最後なんで、やっちゃってもいいわけだから」と強行登板する腹積もりだ。
西口強行志願、第5戦先発へ故障再発覚悟 [nikkansports.com:2004-10-19
猪突猛進型の松坂のセリフであれば「おいおい、無理するんじゃねぇよ」と思うだけですが、あの西口がここまで言ったとなるとグッと来るものがあります。西口ハァハァ。
さて、このようにかなり気持ちが入っていた西口ではありますが、意外にあっさりと先制点を許してしまいました。3回表、荒木がスリーベースで出塁し、井端のショートゴロの間に生還して1-0。さらに4回表、井上のどん詰まりの打球がライト前に落ちて2点タイムリーとなります。これで0-3。
ライオンズが反撃に転じたのは6回でした。それまで川上の前にパーフェクトに抑えられていたライオンズ打線ですが、1アウトから細川がチーム初ヒットを放ちます。続く高木浩の当たりは、打った瞬間ゲッツーかと思われたピッチャーゴロの打球でしたが、バウンドが合わなかったのか、グラブを出すタイミングが合わなかったのか、川上が取ることができずにセンター前に抜けていきました。これで1アウト一二塁。この試合初めてのチャンスです。打順はトップに返って佐藤。
【俺】「ここでホームランが出たら晩飯抜くよ」
【Y】「G.G.じゃないほうの佐藤なんだから、それは欲張りすぎ」
【S】「『G.G.じゃないほう』ってずいぶんな言い方ですね」
結局佐藤は空振りの三振に倒れて2アウトとなりますが、続く2番赤田のところで代打小関が登場します。小関の登場曲であるジーパンのテーマが球場に流れ、一気に盛り上がる一塁側、ライト側! *2
【Y】「中日ファンは小関のことを超人気選手だと思うんだろうなぁ」
【俺】「カブレラ以上に盛り上がるからなぁ……打席に入る前までは」
しかし、今日の小関は打席でも盛り上げました。川上の初球を捕らえ、右中間への大きな当たりを放ちます。同点か!? 同点ホームランなのか!?
……が、あと一歩届かず、打球はフェンス最上部を直撃。この間に二塁ランナーが生還して2点差となります。さらに一塁ランナーの高木浩もホームを突きましたが、谷繁の好ブロックに阻まれて3アウトチェンジ。うーむ。
嫌な形で6回の攻撃を終えてしまいましたが、続く7回にも再びチャンスを迎えます。フェルナンデス、カブレラが連続三振であっさり2アウトになりますが、和田が左中間を破るツーベースを放つと、平尾もヒットで続いて2アウト一三塁、今度は一発出れば逆転という場面でバッターは中島。
【俺】「ここでホームランが出たら今日の晩飯と明日の朝飯を抜くよ」
【S】「……そればっかりですね」
しかし、期待の中島は初球を打って力のないショートゴロ。本当にホームが遠い……。
8回は両チーム無得点に終わり、迎えた9回表。裏の攻撃でクリーンアップに回るので、なんとか2点差をキープしておきたかったところですが、この回から代わった小野寺が立浪に2ランを浴びて1-5。あまりにも、あまりにも痛い2失点です。
【Y】「しゅーりょー」
【俺】「さすがに今日の川上相手に、1イニングで4点は無理だよなぁ」
【S】「でも何かの間違いで満塁になって、何かの間違いでホームランが出れば同点……」
続くアレックスも初球を打ってレフトスタンドへのホームラン!
【S】「……満塁ホームランでも追いつけなくなっちゃいましたね」
結局、9回1イニングで5点のビハインドを跳ね返すことができるわけもなく、昨日に続いての敗戦。これで対戦成績はドラゴンズの3勝2敗となり、ライオンズは後がなくなりました。日本一になるためには敵地で2連勝しなければなりません。移動日を挟んだ明後日の第6戦、ライオンズの先発はおそらく松坂でしょう。頼んだぞ!
*1:http://d.hatena.ne.jp/silence1998/20040920#1095681602
*2:しかし、ドラゴンズ攻撃中のレフト側の盛り上がりには負けていました。ホームなのに情けない……。