2008/11/11(火)魔法の電話
2008年3月のちぃといつと2008年11月のちぃといつが電話でお話しています。
「もしもし、俺は11月のちぃといつなんだけど、そっちは3月のちぃといつ?」
『そうだよ。11月っつーと日本シリーズは終わってるんだよね? どこが勝った?』
「ライオンズだよ」
『いやいやいや、台湾の話じゃなくて日本の話だよ』
「だからライオンズだって」
『だから中国の話でもなくて日本シリーズの話だって』
「いや、本当にライオンズだって。埼玉西武ライオンズ」
『……本当に?』
「こんなことで嘘ついてどうするんだよ」
『……本当の本当に?』
「本当の本当」
『すげぇなぁ。ってことは、5割以下で3位に食い込んでクライマックスシリーズ進出、涌井フル回転でドサクサにまぎれてシリーズ出場、って感じかな?』
「いや、ライオンズが優勝」
『イースタンリーグの話は聞いてないぞ』
「いやだからパシフィックリーグの話だって」
『じゃあ、ブラゼルもボカチカもキニーも大当たりってことか。そうでもないと優勝なんてできないだろ』
「いや、ブラゼルは序盤だけで終盤は微妙。ボカチカは時々いい働きをしたけど、大当たりってほどではないな。ところでキニーって誰だっけ?」
『忘れられるほどキニーは働いてないのかよ。じゃあ涌井が20勝くらいしてくれたのか?』
「涌井は10勝11敗で負け越し」
『おいおい、それでも優勝できたのかよ。じゃあ西口が復活したとか?』
「西口も8勝止まりで防御率5点台。頑張ったのは岸と帆足、石井一あたりかな。あとは抑えがしっかりしていたのが大きかった」
『おお、ついに小野寺が復活したか!』
「いや、抑えはグラマンだよ」
『またまたご冗談を』
「いやマジだって。本当に神だったんだって!」
『お前BBHのやりすぎなんじゃないか? 現実とゲームを混同するなよ』
「してねぇよ! つーかそもそもあんなクソゲ……いや、なんでもない」
『……まぁいいや。ところで打線のほうはどうだったの?』
「片岡、栗山、中島の1、2、3番が良かったね。片岡と栗山が最多安打で中島が打率2位。盗塁王の片岡を始め、3人で90盗塁以上。ここがしっかりしていたんで、中軸にチャンスが回ることが多かったよ」
『大友、松井、高木大成を思い出すなぁ。ところで4番って誰だったんだ? ブラゼルが微妙ってことはG.G.佐藤あたりか?』
「固定はできてなかったけどな。最終的には中村だったよ」
『いい加減嘘ばっかり言うのはやめろよ! マジでキレるぞ!』
「だから俺は一つも嘘は言ってねぇよ!」
『あんな大型扇風機が4番を打てるわけねぇだろ……』
「打ったんだよ! それどころじゃなくて今年のホームラン王だぞ!」
『だからイースタンリーグの話はいいってば』
「だからパシフィックリーグの話だってば」
『……そこまで言うなら本当なんだろうなぁ。わかった、信じるよ』
「あ、そうだ、お前デーブに謝る準備しておけよ。今年の優勝は打線のおかげで、その打線を育て上げたのは間違いなくデーブの功績だからな」
『いくらなんでもそれは信じねぇwwwwwwwwww』
「いや、草生やしてるところ悪いんだけどさ、本当の話だから。なにしろ、優勝直後にネット上のライオンズファンが一斉に謝ったんだぜ」
『わかったわかったwwwwwwwwww』
「お前信じてないな……まぁ当然か」
『しかし、本当に日本一になれるのか。秋が楽しみだなぁ』
「あー、喜んでいるところ申し訳ないんだけど、お前にとても残念なお知らせがあるんだ」
『え?』
「この前QMA6のロケテに行ってきたんだけどさ」
『ああ、11月だったらそんなシーズンだよな。で?』
「いや、すっげぇ言いづらいんだけどな……」
『あ、ついにランダムから野球がなくなるのか? まぁ別にいいよ、俺アニ並使いだし』
「いや、それもそうなんだけど……」
『なんだよ、もったいぶるなよ』
「いやね、6では3Dチビキャラを全面に押し出すらしくてさ。立ち絵が区間賞と決勝の単独正解くらいでしか拝めないんだよ」
『ちょっと待て! 俺の乳揺れはどうなる!』
「お前のじゃねぇよ! 俺のだよ!」
『俺のだって!』
「……俺たち本人同士で何を馬鹿なことをやってるんだ?」
『それもそうだな。しかし、そうか、単独正解か……』
「ん? どうした?」
『……………』
「もしもし?」
『……………』
「もしもーし?」
『……決めた』
「え?」
『俺は6では多答使いになってやる!』
「は?」
『そうすれば決勝の単独正解が取りやすくなるじゃないか! つまり乳揺れが! 乳揺れが!』
「お前頭いいな!」
『だろ? そうと決めたら話は早い。今から予習を頑張ることにするよ。じゃあな!(プツッ)』
「……やる気満々だなぁ」
『ツーツーツー』
「……あ、QMA6ではSTJが一つに纏められるから、今まで以上に極めにくくなるって教えるの忘れてた。まぁいっか」